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浅野ゆう子×横山剣「堀越高校同級生」対談 修学旅行に取材班が同行、卒業式にマスコミのカメラがずらり…改めて振り返る“風変わりな学園生活”

NEWSポストセブン / 2025年1月23日 6時59分

浅野:普段の学園生活では口酸っぱく高校生らしくせよ、と諭されているのに、文化祭では芸能人として振る舞うことになる。何か矛盾してるんじゃないかなあ……と思いましたけどね(笑)。

横山:卒業式も中野サンプラザでしたよね。

浅野:マスコミのカメラが並んでいる卒業式って、他にはありえない(笑)。

横山:ちなみに、入学式は昔の渋谷公会堂でした。どちらも、コンサート会場として親しんでいた場所だったから、何だか不思議な気分でしたよ。

浅野:改めて振り返ると、ずいぶん風変わりな学園生活だったのかも。

一芸に秀でていれば、それでいい

横山:堀越を卒業した浅野さんは、歌手のみならず、さまざまな分野へと翼を広げていきます。

浅野:いえ、実際のところは、迷走が続いていました。周囲のスタッフが持ってきてくれた、いろんなタイプの楽曲にトライしたものの、なかなか結果には結びつかず……。

横山:僕は20歳の浅野さんがリリースした『半分愛して』というシングルが大好きなんです。AORサウンドにのせたウィスパー風のヴォーカルにしびれましたね。

浅野:マニアックな楽曲をご存じですね。あまり売れなかったのに(笑)。

横山:作詞は康珍化さん、作曲は林哲司さん。現在のシティポップブームにおいて鉄板とされる黄金コンビです。海外のクラブでも、この曲の人気が高まっているんですよ。

浅野:初耳です! じゃあ、TikTokか何かで歌ってみたら、結構な反応があったりするのかしら。

横山:ぜひ! 浅野さんが俳優一本でやっていくと決意したのは、いつのことだったんですか。

浅野:20代中盤ですね。いろいろな取材で「あなたの本業は何ですか」と聞かれることが増えた頃かなぁ。歌手なのかタレントなのか、それともモデルなのか、と問われた時、私には、はっきりと返すことのできる答えがなかったんです。

横山:マルチな才能の持ち主ならではの悩みとも言えそうですけどね。

浅野:その時に、今後は“女優”と名乗りたいと思ったんです。今では男女問わず“俳優”という言い方が主流ですが。

横山:俳優としてやっていける自信は、いつぐらいから湧きました?

浅野:20代後半、トレンディドラマと呼ばれる作品に何本か出演するうち、演技者としての自覚がほのかに芽生え始めました。

横山:浅野さんは、トレンディドラマの代名詞。『君の瞳をタイホする!』『抱きしめたい!』といった主演作品は、一世を風靡しました。

浅野:そんな流れの中で迎えた30代の10年間は、ただがむしゃらに、いただいた仕事をこなす日々でしたね。第2のアイドル時代みたいに、寝る暇もなく過ごしたものです。

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