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《一夫多妻70代ハーレム男が判決言い渡し直前に死亡》10代女性への性的暴行事件、ともに公判中だった元妻・千秋被告も昨年亡くなっていた

NEWSポストセブン / 2025年1月21日 16時15分

2006年当時の会見での渋谷被告(左奥)

 東京都東大和市の一軒家で事実上の“一夫多妻生活”を送り、10代の女性ふたりにわいせつな行為をしたとして、準強制性交等罪などで起訴されていた76歳の男が、判決を目前にした1月19日午後に自宅で死亡していたことが分かった。

 起訴状によれば、元占い師の渋谷博仁被告(逮捕当時74)は、2022年9月から10月にかけ、家に多数回呼び寄せた当時19歳のAさんに対し、次のように告げ、抗拒不能の状態に陥らせたうえで、性交に及んだという。

「18歳から27歳まで人間は宇宙人にとらわれる。本当の自分は食べられて、偽の自分になり、代わりにコピーができる。救うには男と女の関係になるしかない」

「Aさんは宇宙人に食べかけられてる。救いたい。男と女の関係になるしかない。半分壊れかけている」

 加えて当時17歳のBさんに対して博仁被告は、2022年12月ごろ、一軒家に呼び寄せたうえ、次のように告げ、性交に及ぼうとした。

「結論から言うと、あなたは近々死にます。宇宙人に連れて行かれる。助かるには男女の関係にならないといけない。以前にも同じ話をした女の子は、途中で抜け出し、その後警察が私たちを逮捕しに来た。その後、その子が戻ってきて『あなたの話は本当だった』と言っていたが、宇宙人に食べられて死んだ」

 また元妻・千秋被告もアルバイト先の同僚であったAさんやBさんに「いい占い師がいる」と言って家に呼び寄せ、「Bさんはあとどれくらい(の寿命)なの?」などと博仁被告に話を合わせ犯行を手助けしたとして起訴されていた。

 昨年11月の論告で検察官は、博仁被告に対して懲役10年、千秋被告に懲役3年を求刑しており、判決は今年の1月14日を予定していた。ところが当日、博仁被告は法廷に現れなかった。

「博仁被告が法廷に現れず、判決期日が延期になったのです。弁護人曰く『昨日被告人と連絡を取り日程を確認したが、本日早朝に体調が崩れて出廷できないと連絡があった』とのことでした」(傍聴人の証言)

 このため、博仁被告の判決は1月20日11時から改めて言い渡されることになっていたのだが「法廷の前に行くと裁判所職員が立っており『今日は非開廷で追って指定になります』と言われた」(傍聴人)という。しかし実際、博仁被告はその前日に亡くなっていた。自殺とみられる。“追って判決期日が指定”されることはない。

開廷表から先に消えていた「元妻」

 また、元夫婦のふたりはこれまで一緒に裁判を受けていたにもかかわらず、1月14日の時点で千秋被告の名前のみ、開廷表から消えていた。これについても「裁判所が公訴を取り下げた」と裁判所はコメントしていたが、千秋被告も昨年亡くなっていたという。

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