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【竹内前兵庫県議が自死】自宅ピンポンダッシュ、脅迫電話…「学生時代は生徒会長。人のために行動する強い人」を襲った“異常事態”《友人が悲痛告白》

NEWSポストセブン / 2025年1月22日 11時15分

 この知人は竹内氏の生前、被害状況についても聞いていた。

「政治家は、自宅住所や携帯番号などプライベートな情報もオープンにせざるをえない部分もあります。そのため竹内さんの自宅には、脅迫のような電話がかかってきたり、ピンポンダッシュのような悪質ないたずらが相次いだりと、実生活にも大きな影響が出ていました。本人はもちろん困っていましたが、お子さんが外出すら怖がるようになってしまったことがショックだったようです。

 そこで昨秋、あれだけ熱心に取り組んでいた政治の仕事を諦め、議員辞職してまで家族と自分を守ることにしたんです」

 しかし辞職後も、誹謗中傷がやむことはなかった。

「知人のなかにも“アンチ”のような発言をする人が増えたことも、大きな心労になっていたようです。SNSの匿名アカウントだけではなく、目に見える知人による事実とは異なる情報に基づいた中傷に、とても傷ついていました。友人から『あれって本当なの?』と聞かれるだけでも、かなりの負担になっていた。

 いまだ混乱のただ中にある兵庫県政のニュースは選挙後も止まず、ネットを見ないようにしても、どうしても竹内さんには情報が入ってきてしまう。次第に自分を責めるようになり、みるみる様子が変わっていきました。彼は強い人だと思っていたし、実際にそうだと思う。そんな人をここまで追い込んでしまったのが、今回の事件です」

 知人はそう話すと、肩を落としてこう話す。

「事実でないことを発信するアカウントは、なぜ運営によって停止されないのでしょうか。ある人はそれだけ辛いなら、裁判すればよいと言っていましたが、仕事も辞め、精神的に追い込まれている状況で、どのようにしてそんな負担の大きいことができるんでしょうか」

 SNS上では、竹内氏の死後もその尊厳を傷つけるような投稿が増え続けている。対策が急がれる。

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