【全文公開】みのもんた、焼肉店で喉をつまらせ緊急搬送「牛タンを噛まずに飲み込んだ」“最後の恋人”は「連絡がつかないので心配で…」緊迫の夜の一部始終
NEWSポストセブン / 2025年1月27日 7時15分
かつてギネス世界記録にも認定された希代の名司会者・みのもんた(80才)。病を患い、芸能界の一線を退いても、そのサービス精神は衰えることなく、居合わせたファンには「お嬢さん」と呼びかけた。そんな彼が、生死も危ぶまれる緊急事態を迎えていた──。
「牛タンの大きな肉片をほとんど噛まずに飲み込んでしまったようです。お連れのかたが急いで背中をさすっていましたが、息ができずにすごく苦しそうにしていて……。すぐに救急車が呼ばれましたが、かなりつらそうにされていたので心配です」(目撃者)
1月16日の午後7時頃、東京・港区にある芸能人御用達の高級焼き肉店で夕食を取っていたみのもんたが、肉を喉に詰まらせて窒息状態に陥り、都内の大学病院に救急搬送された。現在(1月20日)も入院中で、関係者によれば一時は意識不明の重体だったという。
「みのさんは昔からの店の常連で、以前はかなりの頻度で好物の焼き肉やホルモンを食べに来ていました。5年近く前にパーキンソン病を患ってからも月に1、2度は運転手のかたに支えられながら店に来て、お酒もよく飲まれていたと思います。
年配の女性から声をかけられると“お嬢さん”なんて返してサービス精神が旺盛でね。テレビで活躍していた頃に比べればだいぶおやせになっていましたが、年齢の割にはお元気そうに見えましたよ」(店の常連客)
高齢者が食事中に肉や餅、パンなどの塊をよく噛まずに飲み込んで、呼吸困難に陥る事故は少なくない。済生会大牟田病院の院長で胃腸科部長の稲吉康治さんが解説する。
「飲み込んだ食べ物や唾液などが食道ではなく誤って気道に入ることを誤嚥と言い、本来、飲み込むはずのないものを誤って飲んでしまうことを誤飲と言います。みのさんのように焼き肉店などで肉を喉に詰まらせたケースは誤飲に当たり、ステーキハウス症候群(食塊異物による食道閉塞)を発症した可能性も考えられます。
主な症状は食事直後の胸部の痛みや嚥下障害、嘔吐などで、高齢者の場合は流し込んだ水や詰まった食べ物などで誤嚥を引き起こすこともあります。窒息や誤嚥性肺炎を発症すれば命の危険も生じるため、特に注意が必要です」
フリーアナウンサー時代はひと晩に4、5軒のクラブをはしごして飲み歩き、「銀座の帝王」と呼ばれたみの。若い頃から持病の糖尿病や脊柱管狭窄症に悩まされてきた彼が、パーキンソン病を発症したことを明かしたのは2020年11月、76才のときだった。
「みのさんは手足がこわばり、筋肉が衰えるため、日常的な動作がスローになってしまうと話していました。初めのうちは、なんでこんな簡単な動きができなくなったんだ?と苛立つこともあったそうですが、フィットネスバイクを購入して懸命にリハビリを続けたことで症状の進行を遅らせることができたのだとか」(芸能リポーター)
終活という言葉は嫌い
古希を過ぎても「酒は生きがい」と豪語していたみのは、闘病中も飲酒を控えることはなかった。週末になると昼から缶ビールを2本飲み、日本酒なら最低5合、ウイスキーはロックでボトルを半分以上あけることも珍しくなかったという。
「医師から処方された薬がドンペリドン。消化器系の運動異常を改善する薬ですが、シャンパンの有名銘柄に似た名前が気に入って、喜んでのみ続けていたそうです。もっとも、どんなに明るく振る舞っても、仕事に支障が出始めたことにはショックを隠せずにいました。言葉がつかえて黙ってしまうことが次第に増え、医師からパーキンソン病の初期症状の可能性があると指摘されたそうです。
体力の限界を痛感したみのさんは、2020年3月にレギュラー出演していた人気バラエティー番組『秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)を“勇退”し、30年以上続けたテレビの仕事に区切りをつけました」(みのの知人)
最盛期には『午後は〇〇おもいッきりテレビ』(日本テレビ系)をはじめ、週に16本のレギュラー番組を抱えていたみのは「1週間で最も多くの生番組に出演する司会者」としてギネスに認定されたこともある。しゃべりに自信を持っていたみのにとって、言葉が出なくなる症状は痛恨の極みだった。
「“終活”という言葉を嫌い『死に向けて追い立てられているようで心が萎える』と語る一方で、家族のために“生前整理”は積極的に行っていました。芸能活動とは別に父親から受け継いだ水道メーター会社『ニッコク』の社長を務め、2020年12月に社員に社長の座を譲って会長に就任しています。この数年の間に会社名義で所有していた複数の不動産を息子や孫の名義に書き換えているのも、相続対策の一環とみられています」(前出・芸能リポーター)
しゃべりを武器にみのが築き上げた資産は莫大だ。2005年、最後に公示された長者番付でみのの納税額は2億円を超え、年間の推定所得は約5億5000万円。2年連続でタレント部門の1位に輝き、2位の中居正広を大きく突き放した。
「各地に所有する不動産や株式などを合わせれば、総資産は50億円を下らないとも報じられました。自宅は神奈川・鎌倉の3000坪の敷地に約7年をかけて建てた大豪邸。朝6時に起きて広大な庭を散歩した後、コーヒーをいれてゆっくり朝食をとり、昼前までに会社に行って夕方には仕事を終える悠々自適な生活を送っていました」(前出・みのの知人)
みのの専属スタイリスト兼付き人でもあった最愛の妻、靖子さんは豪邸の完成を見ることなく2012年5月にがんで他界。66才の若さだった。
「会見を開いたみのさんは、悲しみに暮れ『妻として百点満点だった。生きているうちになぜ言えなかったのかな。こんなにいとしい人がいたんだといまわかりました』と涙を浮かべていました。亡くなった後もお骨の前で2か月間、酒を飲みながらずっとしゃべりかけていたそうです」(取材した芸能記者)
失意のみのをさらに落胆させたのは、靖子さんが亡くなった翌年9月、日本テレビに勤務していた次男が窃盗未遂の疑いで逮捕されたことだった。
「路上で寝ていた男性のキャッシュカードを使ってATMで現金を下ろそうとしていたところを警察官に咎められ、男性のバッグを盗んだ窃盗容疑でも再逮捕されたのです。後に起訴猶予処分となりましたが、みのさんは『女房だったら、息子と刺し違えて責任をとっていた。女房に申し訳ない』と沈痛な表情を浮かべて世間に謝罪しました」(前出・芸能リポーター)
レギュラー出演していた『朝ズバッ!』(TBS系)の降板を余儀なくされ、どん底に落ちたみのを支えたのが、当時、銀座のクラブに勤めていた40才年下のA子さんである。
「韓国の女優、チェ・ジウに似た美女で、2人が“事実婚”状態にあることが『週刊文春』(2020年12月3日号)に報じられました。夜はクラブで働き、昼は介護の資格を取るために学校に通っていた彼女のために、みのさんは熱心に店に通いつめ、私生活もサポートしていたといいます」(前出・芸能リポーター)
みのは後に自著『終活なんか、するもんか』に彼女との関係をこう記していた。
《妻の七回忌を過ぎた頃より、縁あって、大変僕によくしてくれる素敵な女性とときどき食事デートを楽しんでいます(中略)。生きている限りは、幾つになっても好きな異性ができて当然です。恋とは、生きるエネルギーそのもの。それがプラトニックでもいいのです》
みのは一時期、再婚も考えていたというが、持病や周囲の反対もあって断念。別れる前にニッコクが港区に所有していた販売価格1億5000万円のマンションを彼女に気前よくプレゼントしている。
「マスコミが“老いらくの恋”と書いたことには激怒していましたが、みのさんにとってA子さんは間違いなく“最後の恋人”。一昨年に彼女が別の男性と結婚した後も、連絡を取り合っていたそうです」(前出・みのの知人)
A子さんに話を聞いた。
「私も(みのに)何度か電話をかけているんですけどこの数日、電源が入っていない状態が続いていて、安否が気になっていたところだったんです。いままでにも、食事を詰まらせることはよくありました。パーキンソン病だから、どうしても喉の筋肉が弱くなるみたいですね。
みのさんには、感謝しかありません。いまは(別の男性と)結婚して、会うことはほとんどなかったのですが、時々電話で話すことはありました。最後に話したのは1月16日。焼き肉を食べに行くことは聞いていて、その後からずっと連絡がつかないので心配で心配で……」
昨年12月、ニュースサイト『TBS NEWS DIG』のインタビューを受けたみのは気力の低下を嘆き、こう話していた。
《外に出たくないという気持ちがだんだん強くなっちゃう。テレビも観たいと思わない。ラジオも聴きたいと思わない、本を読む、新聞を読む、だんだんそういう気持ちが薄れてくる。みのさん、何してんですかって……気がついたらぼーっとしている》
サイトに公開されたみのの写真は、以前よりひと回り小さくなった印象で、別人のようにやせ細った風貌に驚く関係者も少なくなかった。
「みのさんは今後、もし自分が亡くなるようなことがあったとしても、葬式はしないでほしいとご家族に話しているそうです。納骨から1年ほど経った頃に『呑もう会』を開いて、酒を飲みながら明るく送ってほしいのだとか。それが最後のお願いだといいます」(前出・みのの知人)
再びあの豪快な高笑いを聞かせてほしい。
※女性セブン2025年2月6日号
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