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「上司に具申できない空気はある」「余計な手間をかけさせたくない」フジテレビの“風通しの悪さ”を助長する評価制度に潜む弊害とは

NEWSポストセブン / 2025年1月29日 12時10分

 前回の会見前もそういう空気がありました。社内では『会見は、フルオープンでライブ中継が必須だろう』という意見が各所で上がっていましたが、それが通らなかった」(同前)

 ただ、今回の騒動については「人権侵害の可能性が高く、“企業風土の刷新”以前の問題だと思います」とフジテレビ社員は言う。

「現実的には立件は難しいかもしれませんが、女性から相談を受けた時点で不同意性交などにあたる行為があったかもしれない、とピンとこないといけない。

 佐々木恭子アナ(52)が相談を受けていたと報道がありましたが、彼女の段階でもっと適切な対応ができたのではないかと悔やまれます。佐々木さんは上司から可愛がられ、後輩からは『恭子さん』と慕われる、我の強いアナウンサーの中でもうまくやれる“いい人”なんですよ。ただ役職者としてそれだけではきつい。

 現場ではこの問題を受けて、かなり仕事がしづらくなっている。いい取材であっても『いまフジテレビからの案件は受けられない』と断られてしまうこともあります。若手も現場で厳しい言葉をいただくこともあるようで、今後は彼らのメンタルヘルス問題が心配です」(同前)

 この先、新陳代謝が進むことで、フジテレビがかつての栄光を取り戻す日は来るのだろうか──。

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