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【埼玉・八潮の道路陥没事故】「前から糞のようなニオイが…」近隣住民らが感じていた“異変” アスファルトのヒビは予兆だったのか

NEWSポストセブン / 2025年2月1日 11時45分

「あのあたりはアスファルトをきれいに張り替えたりしているんだけど、なんか轍みたいなのはよくできているし、綺麗な路面という印象はありませんね」(50代女性)

 はたして、これらは事故の予兆だったのか。埼玉県の担当者に話を聞くと以下のような回答だった。

「崩落した箇所を含む1500平米の切削工事を2023年3月3日から9月29日までに実施しています。路面から約10センチメートルのアスファルトを削って打ち直す作業です。同年3月にひび割れがあったわけですが、アスファルト自体が熱を持つなどしてできるのが原因で、本件の崩落とは関係ないと考えています」(道路環境課)

 近隣住民に取材を続けると、「匂い」というワードも多く聞かれた。

「この半年くらいの間ですが、あのあたりを通ると下水のにおいがかなり強いことがありました。糞のようなニオイです」(50代男性)

「風が強い時に下水の臭いがかなり強く漂っていたんです。なんか臭いなぁってのはもう何年も前からずっとあった」(50代女性)

 匂いがするからといって、下水道管が破損しているとは限らないが、何か調査がなされれば事故は未然に防げたのかもしれない。県の下水道事業課はこう話している。

「5年に一度、定期検査を実施しています。人が入れるような大きな管には人が入って、難しい箇所には機械を使って、腐食やひび割れがないかなどを調べます。該当箇所の検査は2022年1月~2月にかけてカメラを載せた船型の機体を使って実施しており、その際には腐食は確認していますが、何か対応する必要は無いという範囲の結果でした。

 下水道管は毎日流れているものが異なり、常にチェックできているわけではありません。今回の事故の原因を早急に調べて、今後の対応について考えたいと考えています」

 最後の検査から3年の間に、当該箇所で何があったのか。陥没の原因究明が急がれる。

 
 

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