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水原一平被告が裁判で繰り返した「裏付けのない主張」と「暴露」…“厳罰を望む”大谷翔平の言動からにじみ出る静かなる怒り

NEWSポストセブン / 2025年2月10日 11時15分

裁判は全面対決に発展(ZUMApress_AFLO)

 赤裸々な暴露と家族総出の懇願で、少しでも減刑を勝ち取ろうともがく、スーパースターの元相棒。しかし、その主張は検察当局によって完全否定された。なりふり構わぬ彼の言動に、大谷翔平(30才)が示した怒りの決断とは──。

「山火事とかがあって、ぼくも避難しなければならなかった。妻と一緒に避難していたので、このオフは日本には帰れませんでした」

 2月2日(日本時間、以下同)、ドジャースのファン感謝イベントでそう語った大谷翔平。昨年のいま頃まで彼の横にはいつもぴったりと寄り添う通訳がいたが、その“元相棒”はまもなく収監されようとしている──。黒いTシャツの上にドジャースのユニホームを羽織ってイベントに登場した大谷。今年に入って大規模な山火事がロサンゼルスを襲った際の切迫した状況をこう振り返った。

「夜中でしたね。アラートが鳴って、いろんな人と連絡を取って避難しました。忘れ物をして1回戻ったときに、結構もう(自宅の)後ろの方が燃えていたので、うちも危ないかと思っていた。妻とデコ(愛犬のデコピン)と一緒にまず避難することが先だったので、すぐに荷物をまとめて避難しました」

 昨シーズンはワールドシリーズ制覇、史上初「50−50」達成と歴史的な活躍を見せたが、このオフは左肩を手術してリハビリがメインの日々。さらに山火事に見舞われて避難した先でインフルエンザにかかり、寝込んでしまったという。現在は回復し、週5〜6日はトレーニングする毎日のようだ。

「開幕に向けて準備を進めるなか、やはり気になるのは真美子夫人の第1子妊娠です。大谷選手もファンイベントで『緊張と楽しみが両方ある。無事に生まれてきてくれれば、それだけで充分』と胸中を明かしました」(在米ジャーナリスト)

 一方で注目を集めているのが、2月7日に判決が予定される元通訳の水原一平被告(40才)の裁判だ。水原被告は大谷の口座から約26億円を騙し取った銀行詐欺罪などで起訴され、米連邦検察は1月中旬、4年9か月の禁錮刑や大谷への賠償金の支払いなどの量刑を裁判所に求めた。これに対して水原被告サイドは、「ギャンブル依存症の“被害者”だった」として1年6か月の禁錮刑が妥当であると主張し、減刑を求める申立書を裁判所に提出した。

「申立書には水原被告の両親と妻らの手紙が添えられ、被告がいかに“善人”であるかをアピールしています。なかでも妻は、被告の仕事が想像以上に厳しいものだったと強調し、犯行当時の被告は『精神的に正常な状態ではなかった』と主張しました」(前出・在米ジャーナリスト)

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