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「深夜3時に猛ダッシュ」大木滉斗容疑者(28)の“不可解な奇行”を捉えた新証拠とエリート大学生時代の“意外なエピソード”《東大阪バラバラ遺棄》

NEWSポストセブン / 2025年2月9日 12時0分

新証拠が明らかに(左は共同通信)

 大阪府・東大阪市の山中に、バラバラになった成人男性の遺体の一部を遺棄したとして、大阪市中央区の大木滉斗容疑者(28)が逮捕された事件。2月5日、大阪府警は被害者が国土交通省職員・神岡孝充さん(52)であると発表したものの、容疑者の動機や被害者との関係性はいまだ判明していない。

「生駒山で行方不明者の捜索をしていた警察官が、山中の空き家とその周辺で頭部のない胴体、切り離された両腕、両脚を発見。被害者の神岡さんは昨年12月下旬のテレワーク勤務後、行方不明になっていました。現場周辺の防犯カメラ映像にはキャリーケースを引いて山を登る不審な人物が映っており、そこから大木容疑者が捜査線上に浮上しました。

 大木容疑者の供述をもとに府警が捜索したところ、頭部は大阪市中央区の廃墟マンション内で、保冷バッグとともに見つかった。容疑者の自宅から歩いて12分ほどのマンションです」(社会部記者)

 神岡さんが行方不明になったのは、2024年12月27日のこと。府警は司法解剖の結果などから、翌日28日頃に窒息死し、切断、遺棄されたとみている。

  NEWSポストセブン取材班は大木容疑者と見られる人物が捉えられた防犯カメラ映像を入手。撮影されたのは12月28日午後。容疑者が全身真っ黒の服を着て、長い金髪のカツラを被り、大きなキャリーケースを持って大阪の路上を歩く姿が映っている。背筋を伸ばし、前を見て堂々と歩いている様子が確認できた。

 大木容疑者が和歌山県内で逮捕されたのは2月3日。犯行日から逮捕まで約1か月の“潜伏期間”があったが、その期間にも容疑者は自宅周りで不審な行動を繰り返していたという。容疑者の自宅マンション近辺の住民が語る。

「1月10日前後、午前3時から4時頃だったと思いますが、うちの防犯カメラに容疑者らしき人物が、猛ダッシュで走っている姿が映っていた。確認しに来た警察が『これか……』と意味深に呟いていました。その時は金髪ではありませんでした」

 捜査関係者によると、「1月10日、大阪市生野区にあるコンビニのATMで、大木容疑者に酷似した男が神岡さん名義のキャッシュカードで複数回にわたり計50万円を引き出していた」という。

「何かがどこかで狂ってしまった」

 NEWSポストセブンは、2月7日に配信した記事(《バラバラ遺棄後に50万円引き出し》「大阪のトップ高校代表で研究成果を発表」“秀才だった”大木滉斗(28)容疑者が陥った“借金地獄”疑惑「債権回収会社が何度も…」 )で、大木容疑者が「最近家賃や水道料金を滞納し、債権回収会社や弁護士事務所から借金取り立ての連絡が来ていた」(大木容疑者を知る人物)ことを報じた。金銭的に困窮していたと見られる容疑者だが、幼少期地元では「秀才」として知られていた。同じ公立小・中学校に通っていた同級生が語る。

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