南三陸町の仮設商店街 モアイ像が目玉、うに丼売る店も多数

NEWSポストセブン / 2013年8月5日 16時0分

 東日本大震災の被災地、宮城県石巻市は、コラムニストの木村和久さんが高校卒業までを過ごした地。木村さんが、縁ある人々の安否を自身の足で尋ねながら、震災直後から現在の状況までをレポートします。

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 南三陸町へ向かいましょう。そこには日本一ホットな南三陸さんさん商店街があります。仮設商店街というと、近所のそば屋さんとか、パン屋さんが近所づきあいの営業をしているイメージがありますが、ここのターゲットは完全に観光客です。なにしろツアーバスが何十台と止まるのですから、いかに注目されているかですよね。

 最大のウリは、イースター島から寄贈されたモアイ像があることです。なんで贈られたかというと、もともとイースター島のあるチリ共和国と南三陸町は、1960年のチリ地震津波が縁で友好関係となり、モアイ像が贈られていたのです。ところが大震災でモアイ像が流され、じゃまた贈りましょうとなった次第です。

 本物を見ると頭にのせている帽子のようなかぶり物がデカいのに驚きです。目がぎょっとしてて、今作ったような感じと思ったら、日本に来てから、目を入れるセレモニーでこしらえたといいます。イースター島以外でモアイ像を見られるのは世界でここだけですよ。

 さらに商店街を歩いて気づくのが、うに丼を売っている店の多さです。NHKの『あまちゃん』効果なのか、多くの店でうに丼や海鮮丼を扱っていますから、どれもがおいしそうで選ぶのに迷ってしまいます。

 あと驚くのが、パッケージの素晴らしさですか。BRT(バス高速輸送システム)の志津川駅もそうですが、デザインが秀逸なんです。仮設のプレハブ店舗なのに、店の外には大きなポスターや看板が貼られて、なんか楽しそう。上を見上げれば万国旗がはためいているではないですか。簡単な手法ですが、賑やかに見えます。

 商店街の中央には、みんなが集まって休んだり、食事ができるスペースもあったり、やたら旗やのぼりを立てて、賑やかさを演出しています。ほかの仮設商店街も、南三陸を参考にして、元気で賑やかな仮設商店街をこしらえてみてはいかがでしょうか。いや~うに丼は実にうまかったですよ。

※女性セブン2013年8月15日号

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