【ドル円週間見通し】米国のトリプル安懸念に警戒感が高まる

NEWSポストセブン / 2013年8月18日 16時0分

 投資情報会社・フィスコが、8月19日~8月23日のドル・円相場の見通しを解説する。

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 今週のドル・円は、米国連邦準備理事会(FRB)による資産購入プログラム縮小のタイミング、次期FRB議長候補、中東・北アフリカの地政学的リスク、などを受けた、米国のトリプル安懸念を警戒する展開が予想される。FRBによる資産購入プログラムの縮小観測が高まっていること、エジプト情勢の緊迫化を受けて、米国からの資本逃避懸念(株安、債券安、ドル安)が高まりつつある。

【日本の7月貿易収支】(19日)
 日本の7月の貿易収支は、7735億円の貿易赤字が予想されており、6月の1823億円の貿易赤字から拡大することで円売り要因となる。

【連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(7/30-31)】(21日)
 7月の連邦公開市場委員会(FOMC)では、景気判断が下方修正され、住宅ローン金利の上昇に対する懸念、インフレ下振れに伴うリスクが指摘された。議事録では、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での資産購入プログラム縮小の可能性を探る展開となる。資産購入プログラム縮小の時期が、9月の可能性が高くなればドル買い、先送りの可能性が高くなればドル売りとなる。

【次期FRB議長候補】
 次期FRB議長候補が、タカ派のサマーズ元米財務長官の可能性が高まればドル買い、ハト派のイエレンFRB副議長ならばドル売り、となる。

【前週分対外対内証券売買】(22日)
 本邦機関投資家による7月以降の外債買い越し額は、5兆2291億円となっており、7月以降のドル・円相場の底堅さを裏付けている。対外債券投資の流出金額に注目することになる。

【ジャクソンホール・シンポジウム】(22-24日)
 8月末にジャクソンホールで開催されるシンポジウムでは、バーナンキFRB議長が2010年、2011年と量的緩和の可能性を示唆し、その後の連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和策が打ち出された。しかしながら、今年は、バーナンキFRB議長は参加せず、ドラギ欧州中銀総裁も参加しないことで、注目度が薄れている。

 8月19日~23日に発表される主要経済指標のポイントは次の通り。

○(日)7月貿易収支- 19日(月)午前8時50分発表
・予想は、-7735億円
 既公表の7月上中旬の貿易赤字は8225億円程度だった。赤字額は前年同期比+40.1%。輸出額は増加傾向にあるが、6月時点で輸入額の伸びは輸出額を上回っており、貿易赤字額は6月実績を大きく上回る見込み。

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