卵子凍結 出産は無理だと思ってた36歳女性が勇気づけられる

NEWSポストセブン / 2013年9月3日 16時0分

「ねえ、凍結する?」
「今、一応の相手はいるけど、どうなるかわからないからしようと思う」
「30半ばで彼もいないし、もう無理だと思っていたけど、やる気がでてきたわ」
「でも相手ができて、私の卵子凍結してあるのっていったら男の人、ドン引きしないかなァ?」

 なにやら不穏(?)なご意見が飛び交っている。いま、30代の女性たちは寄ると触るとこの話題になるらしい──。

 この8月23日、日本生殖医学会は、健康な独身女性の「卵子の凍結保存」を容認するガイドライン案を公表した。卵子の凍結保存とは、卵子を採取して凍結保存しておき、将来の出産に備えるという医療サービスである。

 国立成育医療研究センター・母性医療診療部の斉藤英和医長はこう説明する。

「従来、卵子凍結は不妊治療や、がん治療などで卵子ができなくなってしまうケースに利用されてきました。ところが、昨今の晩産化のなかで、健康な女性からも若いうちに前もって卵子を採取して凍結保存しておきたいという要望が増えてきたわけです」

 実際、あるクリニックでは卵子凍結に訪れる30代女性は5年前の2倍以上に急増しているという。『AERA』(8月5日号)でも「卵子老化前に独身で『卵活』」という特集が組まれ、独身女性の卵子凍結保存を、婚活ならぬ“卵活”なる言葉で呼ぶなど、話題となっている。

 この「卵活容認」のニュースに色めき立っているのが、冒頭30代の独身女性たちである。『卵子老化の真実』著者で、出産ライターの河合蘭氏はこういう。

「男性が思っている以上に、卵子凍結に関心をもっている女性は非常に多い。私が出会う30代女性で圧倒的に多いのは、『今は男性のパートナーがいないから』という理由です。出産適齢期の終わりは迫っているけれど、相手がいない。でも、子供は欲しい。だから、卵子凍結とともに、精子を提供する精子バンクに興味がある人もいる」

 実際、女性たちの「相手はいなくとも子が欲しい」という要求は年々高まってきているのだ。36歳のITベンチャー勤務の女性もこのニュースに勇気をもらったひとり。

「20代は仕事にがむしゃらで、あの頃がなければいまの自分はないはずだから、後悔はない。でも、40歳近くなってきてすごく家族が欲しくなってきた。仕事の先も見えてきちゃったし。

 最近は、本当は子供を産みたいという気持ちを隠して、50平方メートルのお一人様マンションを購入する話を進めていました。でもニュースを見て、凍結にお金を回したいって思います。

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