小説家デビュー・押切もえ 編集部に籠って徹夜で書き続けた

NEWSポストセブン / 2013年9月7日 7時0分

 コンプレックス、挫折、苦悩を赤裸々に書き綴り、累計16万部超の大ヒットとなった『モデル失格~幸せになるためのアティチュード』(小学館101新書)から4年。モデルの押切もえ(33才)は、初めてとなる小説『浅き夢見し』(小学館)を上梓した。

 約3年にわたって書き綴った処女小説。あわただしいスケジュールのなか、時間を作りつつ文章を紡いでいった。

「最初のうちはパソコンを常に持ち歩いて撮影の合間にカフェなどで楽しく書いていました。けど、後半は楽しむなんて余裕もなく、編集部で深夜1時、2時…徹夜で書き続けた日もありました」(押切・「」内以下同)

 現役モデルにとって徹夜仕事は肌や体調管理に影響が及ぶ可能性もあるだけに、今回の執筆活動はかなり厳しかった。

「根を詰めてやっていたら、腰回りがむくんでしまって、あれっ!? 太ったかも! なんてこともありました。肌は意外と強くて大丈夫でしたけど。もっとも、普段から平均睡眠時間は4~5時間なんです。

 これがベストかなと思った章を編集のかたに見ていただいたら、“これだと強引な展開すぎる”なんてダメ出しされることもしばしばでした。物語を書くことに慣れていなかったので、書いては消しての連続でした」

 そんな押切が執筆の合間、気分転換にしていたのが料理。

「手を動かすことが脳には大事だと思って。料理をしてから机の前に座ると、気分がスッキリするんです。だから、家で書くときは豚の角煮とか焼き豚とか、結構、時間がかかるものを作りながら、たまにキッチンに行って鍋の蓋を開けるのが楽しみでしたね。いよいよ追い込みという時期には編集部にお弁当持参で行ってたんですけど、実はそのお弁当作りに燃えちゃった時期もあったりして(笑い)」

 本作を書き終え、書き手としての幅も広がったようだ。

「今回も恋愛のことは少し書いていますが、次回はもっと深く掘り下げてみたいです。特に私の年代、30代半ばにさしかかると結婚と恋愛の間で心が揺れ動くので、女子会トークをリアルに再現したものなども書いてみたいです。この年頃は、キャリアにも諦めがつけられない、微妙な年頃なんですよね」

 また、本書のなかにはモデルならではのオリジナル美容法がいくつも挟み込まれている点も見逃せない。

「日々の積み重ねってやっぱり大事です。紫外線対策でも、私は、これでもかっていうほどつば広の大きな帽子を被っています。紫外線からのリカバリー方法として私は、化粧水でパッティングしたら、保冷剤で火傷しない程度に沈静させる方法を採っています。ゴルフの後などは必ずやってますね。とにかくその日の紫外線はその日のうちに対処することが基本です」

 最後に、彼女に“夢を叶える法則”について聞いてみた。

「やっぱり諦めないことですね。なんにせよ、始めてみることは意外と簡単にできますが、続けるっていうことは難しい。どんな形になっても貫くことが大事。そのためには自分が折れないことも必要ですが、周りの意見を取り入れたり、柔軟でいながら芯を持っていることも大切ですね。それが自然と居心地のいい居場所を見つけることにも繋がると思います」

※女性セブン2013年9月19日号

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