横浜DeNA 中畑清監督と接点少ない新コーチ陣容に不安の声も

NEWSポストセブン / 2013年11月13日 7時0分

 5年連続最下位を脱出し、留任が決定したDeNAの中畑清監督(59)。来季は勝負の3年目を迎えるが、早くも不安を露呈している。フロントと中畑監督の意思疎通が取れているとは思えない状況が続いているのだ。

 10月末、8年目の左打者・内藤雄太が戦力外通告を受けたが、秋季練習で成長を感じ取っていた中畑監督は、事前に知らされていなかったこともあり、困惑。高田繁ゼネラルマネージャー(以下、GM)と会談を持つに至った。また、コーチ陣もなかなか決まらず、秋季練習は打撃コーチ不在のまま行なわれるなど、チグハグ感が否めない。

 秋季キャンプを5日後に控えた10月31日に、ようやく来季のコーチングスタッフが発表されたが、そのメンバーに危惧を抱く声もある。スポーツライターが語る。

「まず、中畑監督と阿吽の呼吸を取れる二宮至コーチが二軍に配置転換されたことは痛い。監督という孤独な職業には、愚痴など何でも話せる相棒が必要なんです。大学時代、巨人時代と同じ釜の飯を食ってきた二宮コーチは、中畑監督にとって唯一無二の存在。アテネ五輪で苦楽をともにした高木豊コーチも去ってしまった。

 代わりに就任したのは、進藤達哉コーチ。進藤コーチは1998年の横浜優勝メンバーでもあり、期待は持てます。しかし、中畑監督との接点はほとんどない。総合コーチに昇格した馬場敏史氏が今年と同じく三塁コーチャーを務めれば、試合中のベンチで、中畑監督は作戦担当でもある進藤コーチと2人で連携を取らなければならない。

 密な関係にならなければならない2人が、これまであまり接触のなかったことは気にかかりますね。監督経験者である高田繁GMは『監督には必ず何でも話せる存在が必要』と力説していただけに、今回の新首脳陣には疑問が残ります」

 プロ野球の歴史を振り返れば、名将の横には必ず名参謀がいた。巨人V9時代は川上哲治監督と牧野茂ヘッドコーチ、西武黄金時代には森祇晶監督と黒江透修ヘッドコーチ。中日を8年間で4度のリーグ優勝に導いた落合博満監督には森繁和ヘッドコーチが控えていたし、星野仙一監督の傍らには中日時代も阪神時代も島野修ヘッドコーチがいた。

「もう1つ心配があります。蓬莱昭彦外野守備走塁コーチを除いた全ての一軍コーチが、中畑監督と10歳以上も離れていること。昨年、優勝を果たした日本ハムは、栗山監督より年上の福良良一ヘッドコーチや、物を言う吉井理人投手コーチを退任させた。代わりに阿井英二郎ヘッドコーチ、黒木知宏投手コーチが就任したが、今年はまさかの最下位転落。監督より年上だったり、一家言を持つコーチが去ったことは、成績と無関係ではないでしょう」(同前)

 最下位脱出を果たしたチームに、早くも懸念材料が出てきた。

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