デスクワークでもエコノミークラス症候群に 運動と水分を

NEWSポストセブン / 2013年11月28日 16時0分

 さまざまな職種によって“職業病”とまではいかないものの、仕事の種類やオフィス環境が原因のちょっとした身体のトラブルは少なくない。営業職から希望が叶って広報職に異動した杏子さん(仮名・28歳)は、仕事のやりがいは増えたものの、デスクワークが増えたことに因る体調の悩みも増えてしまったという。

「以前は外回りで、とにかく歩く機会が多かったのですが、今は一日中オフィスにいることも。意識して階段を使ったり、気分をリフレッシュするためにも、いろんな部署へ顔を出すように心掛けていますが、集中すると長時間座りっぱなしで、同じ姿勢でいたりして……。

 体を動かさなくなったことを差し引いても、かなり代謝が悪くなっているようで、腰痛やむくみ、肌荒れや体型など、あちこちに変化を感じています。これから寒くなるので、冷え症や肌荒れがますます酷くなりそうで心配です」

 杏子さんのように、職種が変わって実感するケースもあるが、デスクワークの多い人は、肩凝りやむくみをはじめとして、さまざまな不調を継続的に抱えている人も多い。そこで、現代のオフィスワーカーの日常的な「座りっぱなし」がもたらす、さまざまな不調や不都合の解消を目的に啓発を行なっている「オフィスワーク向上委員会」の専門家に話を聞いた。

「どんなに良い姿勢で座っていたとしても、動かなければ身体は固まってしまいます。体液や老廃物の巡りを良くするためには、リンパの流れを意識してみましょう。オフィスで簡単にできるストレッチをするだけでも、身体全体を動かせばリンパの流れは良くなりますよ」とアドバイスするのは、NPO法人国際ヨガ協会師範代でもある長田一美さん。

「例えば、イスに浅く腰かけ、両手でイスの横をしっかりと持って、脚を前に伸ばしながらゆっくりと前傾する『脚裏伸ばし』。同じくイスに浅く腰かけ、脚を組み、片手でイスの背を持ちながら上半身をねじる『イスでのねじりのポーズ』。両手を温かく感じて汗ばむくらいこすり合わせ、息を吐きながら手のひらの中央に目を当て、ゆったりと5回くらい深呼吸をする『目から頭のクリーンアップ』などが効果的。いずれもできるだけゆったりと息を吐きながら行なうことがポイントです」(長田さん)

 また、身体を動かすリフレッシュ以外に“座りっぱなし”による不調を緩和するポイントは、水分補給。動かないだけでなく、汗をかきにくい冬は特に、身体の渇きに気づかないので注意が必要と警鐘を鳴らすのは、早稲田大学人間科学学術院の永島計教授だ。

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