酒を飲んで顔が赤くなる人とならない人の違い 下戸は6~7%

NEWSポストセブン / 2013年12月13日 16時0分

 年末年始ともなれば、お酒との付き合いが多くなる機会が増える。そこで「酒飲みの科学」を専門家の分析と共に紹介しよう。

 酒を飲んで真っ赤になる人と顔色のまったく変わらない人がいる。 顔が赤くなるのはアセトアルデヒドの影響。アセトアルデヒドは血管を拡張させる作用を持つ。そのためアセトアルデヒドを分解するALDH(アセトアルデヒド脱水酵素)のはたらきが弱い人はすぐに顔が赤くなるのだ。

 ちなみにALDH2(アセトアルデヒド脱水素酵素2型)のはたらきは遺伝的なものである。第12染色体上にある遺伝子の特定箇所の塩基が「G(グアニン)」であるか、「A(アデニン)」になっているかで酵素の活性が大きく変わる。染色体は両親から一つずつ受け継がれるので「GG」「AG」「AA」の3タイプがある。「GG」はアセトアルデヒドを分解する酵素のはたらきが強く、飲んでも顔色が変わらない。「AA」であれば下戸ということになる。

 ちなみにこの遺伝子は元々Gであったものが突然変異でAのパターンが生まれたと考えられており、Aはモンゴロイド(黄色人種)に特有のものとされている。日本人では「GG」が50%強、「GA」が40%弱、「AA」が6~7%程度とされる。

 慶應義塾大学看護医療学部の加藤眞三教授はこう語る。

「酒を飲んだ時の頭痛についてもアセトアルデヒドによる血管拡張が原因であることが多い。二日酔いの時にコーヒーを飲むといい、と言う人がいます。たしかにカフェインには血管を収縮させるはたらきがあり頭痛を軽減させます。ところが、二日酔いで胃の粘膜が荒れている時にコーヒーのような刺激物を飲むと余計に気持ち悪くなることがあるので注意が必要です」

※SAPIO2104年1月号

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