高校のチアリーディング部に所属した女性による「泣ける話」

NEWSポストセブン / 2014年1月8日 16時0分

 ストレス解消の効果があると話題の涙を流す活動“涙活”(るいかつ)。涙活イベントの参加者は、自分自身が体験した泣けてくるエピソードを話すのだという。涙活プロデューサー・寺井広樹さんに涙活イベントで披露されたという、31才女性・Rさんのエピソードを紹介してもらった。

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 高校時代、Rさんはチアリーディング部に所属していました。高校3年生にとって最後の大会に当たる競技会は、毎年東京で開催されていました。しかし、Rさんが高校3年生のときは、阪神・淡路大震災復興5周年記念ということで、神戸で開催されることになったそうです。

 初めての遠征、最後の大会…。彼女は、いつも以上に気合を入れて、その大会に臨みました。

 ところが大会前日、練習場所へ向かうためのタクシーの中に、シューズを忘れてきてしまった。タクシーのナンバーなど覚えている訳もなく、捜す術がなかったRさんは、大会に出ない後輩のシューズを借りて出場することになりました。3年間苦楽を共にし、足になじんだシューズ。それがないということは、気持ちの面でのダメージがとても大きかったそうです。

 大会当日、いよいよ本番が行われる会場に入ろうとしたとき、突然「Rさん!」と、自分の名前が呼ばれました。呼びとめたのは、前日に練習場所を貸してくれたチームのコーチでした。そして、そのコーチから手渡されたのは、なんと自分のシューズだったのです。

 タクシーの運転手さんがシューズを忘れていることに気がついて練習場所まで届けてくれたのだそうです。シューズを受け取り、シューズケースを開けると、中にはたくさんのあめ玉と小さな紙切れが入っていました。そこには、「頑張れ! これでも食べて」と書かれていました。タクシーの運転手さんからのメッセージでした。

 シューズが見つかってほっとした気持ちと運転手さんの心遣いに、思わず涙がこぼれた。 親切な運転手さんのおかげで、万全の態勢で臨めた引退試合。3年間使いなれたシューズで、満足のいく結果が出せたそうです。

※女性セブン2014年1月23日号

NEWSポストセブン

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