「犬も歩けば棒に当たる」の意味 2つの真逆の解釈が存在

NEWSポストセブン / 2014年1月14日 7時1分

 西川文二氏は、1957年生まれ。主宰するCan! Do! Pet Dog Schoolで科学的な理論に基づく犬のしつけを指導している。その西川氏が、江戸いろはカルタの読み札一枚目「犬も歩けば棒に当たる」の意味の謎に迫る。

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 子供の頃から、スンゴイ! っていつもテレビの報道を見てた。この時季恒例、カルタ会。百人一首の上句を読み始めるや否や、スパーンっと、札を取る、いや飛ばす。

 もっとも、私めらは百人一首といえば、もっぱら坊主めくり、カルタといえば、イロハガルタ。

 で、イロハのイ、東京の場合は「犬も歩けば棒に当たる」が定番。しっかし、この犬も歩けばってのは、どういうこと? って思ったことありません?

 辞書で調べるとなんと、2つの真逆の意味が出てる。ひとつは、出しゃばると災難に出会うっちゅう意味。もうひとつは、積極的に出歩くと意外な幸運に会う。

 過去に棒で叩かれたことのある犬なら、棒は嫌な存在、災難の象徴ではある。野良犬が多かった日本の犬達の過去を顧みれば、棒で追っ払われるなんてことも多々あったに違いない。そう考えると、前者の説は納得できる。

 一方後者の方は意味がわからん。犬にとって棒ってのは、いいことなんすかね? 中には棒っ切れを咥えて喜々としてる犬もいるけど、まれっちゃぁまれ。みんながみんな、そんなわけじゃない。うーん、わからんですな。

 わからんといえば、夫婦ゲンカは犬も食わない、って奴も。いくら犬でも目に見えんもんは食えん。

 夫婦ゲンカの多くはくだらん理由。じき仲直りするんで、犬も気にかけない。つまりは、他人が心配したり仲裁すべきものではない、ってのが、本来の意味らしい。気にかけないってのがなんで、食わない、になるのかね。う~ん、謎。

※週刊ポスト2014年1月24日号

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