消化・吸収面から考える受験当日の朝食 カツカレーは不適合

NEWSポストセブン / 2014年1月20日 7時0分

 受験シーズンがすっかり本番を迎えている。勝負事の前に、縁起を担いで「カツ丼」や「カツカレー」などを食べる人がいるが、カツのような揚げ物は消化に時間がかかり、多くのエネルギーが必要となるため、逆に勝負に負ける可能性が高い。受験当日の朝に子供にカツカレーを食べさせる親もいるというが、もってのほかだ。

「スタミナをつけよう」とステーキや焼き肉を食べ込むのも同様で、肝心のときにエネルギーにならないどころか、胃腸に大きな負担をかけ、体調不良の原因にもなりかねない。腸内細菌研究の第一人者で、『できる男はウンコがデカい』(宝島社新書)などの著者のある東京医科歯科大学名誉教授・人間総合科学大学教授の藤田紘一郎氏がいう。

「脳細胞が生き生きと元気に働くためには、エネルギー源となるブドウ糖が欠かせません。肉や野菜だけを食べても脳は働かないのです」

 だが、逆にご飯やおにぎりだけを食べるのもまた問題だ。

「アミノ酸や脂質、ビタミン、ミネラルも合わせて摂らないと、ブドウ糖は効率よく吸収されず、脳はうまく働かない。つまり、おかずもきちんと食べないといけないんです。受験日が近くなってきたら、脳の働きを高めるためにバランスのよい食事を心がけることが鉄則。受験当日の朝は、ご飯に納豆、焼き魚に野菜がたっぷり入った味噌汁という、一汁三菜が理想的です」(同前)

 消化・吸収の時間を考えると、こうした朝食を試験開始の遅くとも2時間くらい前にはすませておくこと。大学受験のように試験が複数科目で長時間にわたる場合、休憩時間にあめやチョコレートなどを食べて糖質を補給しておくと、脳の働きを落とさずにすむ。

※週刊ポスト2014年1月31日号

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