団塊世代の退職者ピーク「地域デビュー」が注目を集めている
NEWSポストセブン / 2014年2月7日 7時0分
団塊世代が65歳の節目を迎え、退職がピークを迎えるとされる今年、「地域デビュー」という言葉が注目を集めている。今年5月に勤めているメーカーを退職する予定の、都内在住A氏(64)。彼は最近、自治会の掲示板で、こんなポスターを見かけたという。
「自治体が主催する『地域デビュー講座』の案内でした。内容は地域のボランティア団体や、高齢者向けの各種趣味のサークルなどを紹介するというもの。
『地域デビュー』なんて言葉があること自体驚いたが、この40年、自治会やPTAの仕事は妻に任せっきりで、一切、地域活動に参加してこなかった。妻には、『絶対行ったほうがいい』とせっつかれるから、参加だけしてみようかと……」
A氏のようにこれまで仕事一筋でやってきた人が、会社中心の生活から地域中心の生活に変わる。しかしコミュニティへの参加の仕方が分からず、大量の“地域難民”が発生するのではないかと懸念されている。
たかが近所づきあいと侮ってはいけない。前出のA氏は最近よく、妻から「私が死んだらどうするつもり?」と聞かれるという。
地域から孤立した男性の独居老人を待ち受けるもの、それは最悪の場合「孤独死」であり、“地域難民”は大きな社会問題でもある。
そこで各自治体が盛んに退職者を地域活動にいざなうための講座を開催しているのである。NPO法人「シニア大樂」副理事長で、シニアライフアドバイザーの藤井敬三氏が指摘する。
「60歳男性の平均余命から考えれば、退職後の第2の人生で自由に使える時間は11万2420時間にも達する。これは大学卒業から定年までの労働時間に匹敵します。
持ち家の人はなかなか引っ越すことはできませんから、地域で孤立せず、上手く溶け込む。そして、その中で自分の楽しみを見つけることが、残りの自由時間を充実させることに繋がっていくのです」
※週刊ポスト2014年2月7日号
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
団塊世代が85歳になる2035年、要介護者の急増で介護も崩壊
WEB女性自身 / 2019年12月6日 11時0分
-
「課長 島耕作」シリーズ作者、弘兼憲史氏推薦! 人気シニアライフアドバイザーが教える、人生100年時代の仕事の見つけ方とは?
PR TIMES / 2019年12月5日 16時25分
-
【一生働く!】生活編・事例(4)“脱サラ”した年金に頼らない自営業者の「生活設計」とは
夕刊フジ / 2019年11月27日 17時12分
-
男の寿命は「奥さんを大切にすること」で延びる
プレジデントオンライン / 2019年11月15日 11時15分
-
元ホストのワンオペ子育て術「“男の見栄”を捨てれば生きづらさは消える」
日刊SPA! / 2019年11月6日 15時51分
ランキング
-
1【12星座ランキング】この人、いちいちめんどくさい!と思われがちな星座は?
OTONA SALONE / 2019年12月5日 21時0分
-
2年収1,000万円以上の人の睡眠習慣とは?
マイナビニュース / 2019年12月5日 20時0分
-
3ぎっくり腰で安静にしていると治りが遅くなる
プレジデントオンライン / 2019年12月5日 15時15分
-
4血液型【テンションが低いとき】あるある O型は毒舌キャラに、AB型は普段と変わらない!?
占いTVニュース / 2019年12月4日 18時0分
-
5【肩こり】【小顔】いますぐできる!一撃で肩・首スッキリ肩甲骨エクササイズ
OTONA SALONE / 2019年12月5日 20時0分