コンビニおにぎり 首都圏と関西で昆布の売れ行きに差がある

NEWSポストセブン / 2014年2月28日 11時0分

 コンビニおにぎりのパイオニアで年間16億8222万個(2012年度)を売り上げる「セブン-イレブン」で、首都圏地区と関西地区で売れ筋のおにぎりトップ5がどうなっているのか、大調査してもらった。一体どの具が両方のエリアで人気があるのか。

●首都圏地区
【1位】手巻おにぎりツナマヨネーズ(105円)
【2位】手巻おにぎり紅しゃけ(136円)
【3位】直巻おむすびとり五目(115円)
【4位】やみつき!焼き豚炒飯おむすび(126円)
【5位】手巻おにぎり日高昆布(105円)

●関西地区
【1位】手巻おにぎり昆布(105円)
【2位】手巻おにぎりツナマヨネーズ(105円)
【3位】味付海苔手巻おにぎり海老マヨネーズ(110円)
【4位】味付海苔手巻おにぎり焼鮭(126円)
【5位】やみつき!焼豚炒飯おむすび(126円)

(価格はいずれも1月時点)

 集計期間は、今年1月の第2週。そのデータを首都圏と関西で比較してみると、非常に興味深い結果になった。その順位は東西でまるで違っていた。

 象徴的なのが「昆布」。首都圏では5位に終わったが、関西地区では堂々の首位! その理由は東西の食文化の違いにあるようだ。

「コンビニではおにぎりを2個同時に購入するケースが最も多いのですが、その際1品は定番を選ぶ傾向があります。定番具材の順位が高くなるのはそのためです。定番の中でも、その地域で昔から親しまれてきた具材がより支持を集めます」(発言は以下、セブン-イレブン・ジャパン商品本部 FF・デイリー部 米飯・麺類担当シニアマーチャンダイザー・岡田直樹氏)

 江戸中期から明治期にかけ、北海道と大阪を結んだ買積船「北前船」。北海道から昆布やニシンなどの海産物を積んで、下関から瀬戸内海を通る西回り航路で“天下の台所”大阪へ。その航路は「昆布ロード」とも呼ばれる。

 そのため、関西の食文化には昆布が深く根付いている。対して関東は昆布の消費量が比較的少ないとされる。
 
「関西で昆布といえば、だしにも使われる真昆布。関東では佃煮などの日高昆布が好まれます。そこで具材の昆布を関西では真昆布、首都圏では日高昆布に限定しています。肉厚な真昆布と柔らかい日高昆布ではカット法や調理法を変え、地域の嗜好に合わせています。同じく定番の焼き鮭も関西では秋鮭、首都圏では紅鮭と、使い分けています」

 さらに海苔にも、地域限定素材があった。首都圏の商品にはない味付海苔だ。「関西ではよくおにぎりに使われる」そうで、味付海苔の商品は関西で3位と4位にランクインしている。
 
「エビマヨは、関西地区では味付海苔を使っています。エビもまた関西で好まれる具材です」

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