「スッピン」的人間関係の構築を 「カッコ悪い」方がいい

NEWSポストセブン / 2014年3月1日 7時0分

写真

カラオケでキャンディーズをシャウト!

古今東西の賢人による名言やことわざなどから、良好な人間関係を作るためのヒントを解説した書『あいつの気持ちがわかるまで』(宝島社)を上梓した著述家の石黒謙吾さん。奥さんとの23年間の結婚生活では彼女の前でオナラをしてしまうなど、恥ずかしい体験も時にあるようです。「恥」ってかいてもいいんでしょうか? 石黒さんが解説します。

* * *
 結婚まで至らなくても、異性と付き合い始めたら、どんどん恥ずかしいところを見たり見せたりしなければなりませんよね。また、仕事であれば、初めてその企業を訪問する時。カッコつけるという行為が好きじゃない僕であっても、ジーパンはマズいだろうとちゃんとした服装をします。

でも、仕事相手と関係が深まってくれば、服なんて全然気にしなくなる。僕らみたいな形式ゆるめの仕事に限られるでしょうが、ビーチサンダルでつきあえるようになれるぐらいがいいなあと。ある時、大手企業の上層部の人と打合せにビーサンで行ったことがあったのですが、受付の人はジロッとこちらを見てきましたが、アポを取っていた本人はまったく気にしなかった。

 これが許されるのも、そこまでの関係ができたから。でも、人間関係って、最初は、カッコつけるところから入るのがマナーでもありますよね。そこから腹を割ったやりとりを繰り返し、濃い付き合いを経て、カッコつけなくてもいい関係になれる。恋愛もしかりで、結婚がその最たるものでしょう。親子は最初からホンネで始まる関係。だからカッコなんかつけなくていい。

 この「カッコつけない」について、僕が極論として言うのは、物理的精神的に「スッピンでいろ!」ということ。うちのオクサンは昔からほぼ化粧しませんが、それはいいなと思う。たとえば、付き合い始めのカップルでも、女性が病気になったり入院したりすれば、どうせ化粧なんて落とすことになる。それ以前に、旅行行ったぐらいでも風呂上がりとかありえるでしょう。同棲となればもう完全にスッピンを見せる間柄と言うこと。

 常に化粧してなきゃいけないような関係だとずっとは続かないじゃないですか。そう考えると、少し横道にそれつつ、矯正ブラとかもやめた方がいいんじゃないかな、と思います。ちゃんと付き合いたい相手ならばこそ、どうせ上げ底がわかっちゃうようなことはしないほうが長続きしますよと。

「カッコつけてたほうが、人間関係の間口が広がるよ」という考え方もわかります。第一印象による好感度とか吸引力とか。たくさん寄ってきてもらえれば、そこから選べるよ、という感じでしょう。でも、人を見る目がある人なら、少しやりとりすれば、底の浅さはばれるでしょう。メッキが剥がれる。すると、印象はむしろ悪くなったりしかねない。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング