ヨン様ブームに匹敵 イル・ディーヴォに熱上げる女性たち

NEWSポストセブン / 2014年3月10日 7時0分

 2004年にデビューし今年10周年を迎える4人組ボーカルグループ、イル・ディーヴォ。今、彼らは4度目の日本ツアーの真っ最中。会場には、彼らの歌声を生で聴きたいという老若男女の多くのファンが全国から押し寄せているという。ひと昔前のヨン様ブームに匹敵する熱さなんだとか。

 グループ名の由来はイタリア語で「神のようなパフォーマー」。4人の男性ボーカルユニットである彼らは、10年前のデビュー以降、これまでにアルバムを全世界で2600万枚売り上げているスーパーグループだ。音楽評論家の村岡裕司さんは彼らの魅力をこう語る。

「メンバー4人のうち、セバスチャンはポップス出身。そしてカルロス、デイヴィッド、ウルスはクラシック出身で、オペラやミュージカルで主役を務めていたほどの実力の持ち主です。そんな彼らのキャリアがバランスよく組み合わさったのがイル・ディーヴォ。まさに、奇跡のグループなんです」

 日本では、特に40~60代の女性を中心に根強い人気を誇ってきた彼らだが、昨年秋にNHK東日本大震災復興支援ソング『花は咲く~FLOWERS WILL BLOOM』を歌ったことで、さらに日本のファン層が広がった。その人気を村岡さんはこう分析する。

「彼らの音楽は、『クラシカル・クロスオーバー』と呼ばれるものですが、クラシックやポップスの名曲を高い歌唱力で歌いあげている。その美しいハーモニーが、本物志向の強い日本の大人の観客にウケているのだと思います」

 ファン歴8年、50代の主婦・ゆかりさんはこう話す。

「まさか海外にまで行くとは考えもしませんでした。イル・ディーヴォに出会う前は、家を2週間も空けたことなんて一度もありません。

 2007年の来日公演の時、たまたま席が隣同士になった人とお友達になり意気投合。次の来日公演が未定だったので、彼らに会いたくて4人で、2012年にロンドンで行われたコンサートに行くことにしたんです」

 ロンドンまでの航空運賃10万円に14日間の宿泊料金ん十万円。メンバーたちと写真が撮れるミート&グリート付きの特別席チケットは約3万円…。ロンドンでの公演を2回、ブライトンでの公演を1回観覧するための費用は、総額30万円以上! しかも、家族を置いての2週間の大旅行。果たして家族は許してくれるか不安だったという。

「社会人になっている子供たちに思い切って話すと、“たまにはいいんじゃない”と許してくれました。でも問題は夫です。まずは彼らの魅力をわかってもらおうと、夫をコンサートへ連れて行きました。最初は、女性の多さに圧倒されていましたが、彼らのパフォーマンスが素晴らしかったので、“なるほど、夢中になるのもわかる”と言って、ロンドン行きも許してくれたんです。まさに奇跡!

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