ドトール親会社 星乃珈琲店の好調もあり内需の勝ち組企業に

NEWSポストセブン / 2014年3月11日 7時0分

 4月の消費増税が日本株にとってのリスク要因とも言われているが、そうした中で今後の株価上昇が期待できる銘柄はどこにあるのか。ラジオNIKKEI記者の和島英樹氏が、銘柄選びのポイントとともに注目銘柄を解説する。

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 これまでどうにか好況を演出してきた安倍政権だが、消費増税によって景気減速や株安を招く可能性が高まっている以上、注目したいのは、アベノミクスに関係なく収益を上げられる銘柄だ。例えば、国内で成功したビジネスモデルをアジアなど海外に移植しても通用する強みを持つ企業は要注目だろう。

 内需でも、アベノミクスの景況感に乗って儲かっているような不動産や百貨店などではなく、時代の要請に合わせてきめ細かな顧客のニーズをとらえ、実行に移せる企業は、今後ますます「内需の勝ち組」として存在感が高まるはずだ。

 そうした意味で私が注目しているのが、ドトール・日レスホールディングス(東証1部・3087)だ。同社は、ドトールコーヒーや、「洋麺屋 五右衛門」などを展開する日本レストランシステムなどの持ち株会社である。

 喫茶店業界はコンビニコーヒーの躍進で逆風が吹いているが、同社は1杯ずつ淹れるこだわりのハンドドリップコーヒーをゆったりした空間で味わえる「星乃珈琲店」の店舗数を拡大。1杯400円程度と比較的高いが、かつて喫茶店の主要顧客だった団塊世代のニーズをとらえて客足を伸ばしている。

 主力のドトールコーヒーも、立地や客層に応じて店舗の改装を進め、顧客ニーズをとらえた展開を図っている。また、同社はコンビニ向けコーヒーの卸売りも手がけているため、こちらも収益に貢献する格好となっている。

 業績は来期(2015年2月期)も星乃珈琲店などの拡大で、増収増益が続くことが確実視される。株価は昨年11月6日に1823円という昨年来高値をつけた後、調整しており、2000円の大台を超える展開が期待できそうだ。

※マネーポスト2014年春号

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