悪質便乗値上げ店登場 だが消費増税後も値上げをしない店も

NEWSポストセブン / 2014年4月15日 7時0分

 消費税が8%になったのに値下げしてくれる。買った生鮮品がイマイチだったら、レシートだけで返金できちゃう――家計が苦しい今がチャンスと、消費者の気持ちをがっちりつかみにかかっている店舗が続々登場している。

 ある全国チェーンのコーヒー店で本当にあった話。

「“2杯目は100円(税込)”というサービスが、消費税アップ後になんと108円に! 消費税のアップ分は3%ですから、本当なら103円のはず。ちゃっかり5円上乗せしてませんか? これは詐欺ですよ」(40代女性)

 消費者庁の「便乗値上げ相談窓口」には、「コーヒー1杯が200円から220円に上がった」「増税前に“1000円+税”だったのが、増税後に“1050円+税”になった」など、悪質ともいうべき便乗値上げの例が報告されているという。

 しかし、逆に増税で客を逃すまいと、“安売り”に打って出ているお店もある。4月1日以降も“価格据え置き”を貫くのは、全国に約190店を展開するホームセンター「カインズホーム」だ。

「ふきこぼれを防ぐシリコンクッキングキャップ(税込980円)など、約10万点の価格を据え置いています。たばこや地域指定のゴミ袋を除く、ほぼすべての商品が対象になります」(カインズ広報室)

 消費税アップ分は店側が負担することになるので、“実質3%の値下げ”となる。

 カインズホームは、製造から物流、販売までを自社で管理するプライベートブランド(PB)商品を扱っているのが特徴のひとつ。あらゆる工程で少しずつコストを見直し、“3%分値下げ”を実現しているという。節約アドバイザー・和田由貴さんが言う。

「増税後の1つのキーワードは“PB”。無印良品や丸井、イオンなど“価格据え置き”を実施しているのはほとんどがPB商品です」

 割安な食材で人気の「業務スーパー」は、“据え置き”より大胆! 4月1日以降、税込88円均一だったお菓子などの一部を税込84円にするなど、約500品目を値下げした(北海道、関東1都3県、関西2府4県限定)。外食産業では、「すき家」が「牛丼並盛」を税込280円から税込270円へと値下げ。

 また、電子マネーやポイントでお得なサービスも。

「ドン・キホーテ」は増税後をにらんで、3月18日から電子マネー「majica」をスタート。チャージすると1%分のポイントが貯まるだけでなく、1000円以上の買い物時に1円単位の端数が切り捨てになる。つまり、最大9円のお得になるのだ。

 イオン系のお店の電子マネー「WAON」や「イオンカード」を使うと5月6日までポイントが3倍に。セブン-イレブンなどで使える「nanaco」は4月30日までポイントが2倍。

「増税後に逆に消費が増えてしまわぬよう気をつけて利用しましょう」(和田さん)

※女性セブン2014年4月24日号

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