周富徳さん 最期は医師から食事をすることも禁止されていた

NEWSポストセブン / 2014年4月18日 7時0分

『料理の鉄人』(フジテレビ系)、『浅草橋ヤング洋品店』(テレビ東京系)などに出演し、“炎の料理人”としてお茶の間の人気者だった周富徳さん(享年71)が、4月8日、誤嚥(ごえん)性肺炎のため、この世を去った。

「料理番組のバラエティー化があって、ぼくは本来料理人だけど楽しんでやっている。今の社会が“おいしい”だけではなく、楽しみを求めてるんですよ」

 生前、周さん本人もインタビューでそう語っていたように、中華鍋に乗ってゲレンデを滑降するといった、番組制作側の無理な注文にも嫌な顔ひとつせず応じたという。

 ここ数年はメディアへの出演は減ったが、自分の店で月1回料理教室を開くなど、精力的に活動していた。しかし、昨年8月、突然の病が周さんを襲う。持病だった糖尿病に加え、肺炎を発症し、その後は入退院を繰り返していた。

 肺が弱って体力も落ち、自力でのみ込むことができないため、医師からは食事をすることも禁止された。料理を生業にしてきた周さんにとって、食事を許されないことは相当な苦痛だったに違いない。

「点滴か、あるいは胃に穴を開けて直接入れる方法で栄養を摂っていました。許されたのは氷をなめることくらい。自分でも固形物がダメだとわかっていたので、せめてのどがうるおうものをと、“いちごが食べたい”と言っていました。でも、それを叶えてあげることもできませんでした」(息子の周志鴻(しこう)さん)

※女性セブン2014年5月1日号

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