ザ・ピーナッツ伊藤ユミ 姉と沢田研二の子と暮らした家売却

NEWSポストセブン / 2014年5月31日 7時1分

 1961年。横浜マリンタワーが開業し、大阪環状線が全線開通、NHK連続テレビ小説が初めて放送されたこの年、歌謡界の中心にいたのはザ・ピーナッツだった。

 姉の伊藤エミさん(享年71)と妹の伊藤ユミさん(73才)。彗星のごとく現れた双子のデュオは、瞬く間にトップの座へと駆け上がり、この年、東京・世田谷の100坪をゆうに超える広大な土地に地下1階、地上2階建ての豪邸を建てる。

 そこで両親、長姉夫妻、弟、付き人、8人で始まった生活は喜びや悲しみとともに姿を変えた。結婚、出産、離婚、そして両親の死。いつだって姉妹は一緒に分かち合い、乗り越えた。ふたりで建てた家には、そんな思い出がいっぱい詰まっていた。

 2012年6月15日、エミさんががんで亡くなってからまもなく2年。その豪邸を訪れると、建て物はきれいさっぱりなくなり、更地に変わっていた。

「エミさんが亡くなってからは、ユミさんはエミさんの息子さんで甥にあたるAさん(35才)とふたりで暮らしていたんです。でも、去年の春頃だったかしら? ユミさんとAさんは別々に暮らすことにしたらしく、その後、それぞれ引っ越されてね。土地も全部売って、去年の秋頃にはあの通り、お家も取り壊されてしまったんですよ」(近所の住民)

 生涯孤独を貫くユミさんは、エミさんと沢田研二(65才)との間に生まれたAさんのことを実の子のようにかわいがった。

 そしてそれは姉が亡くなってからも変わるはずのないことだった。それなのになぜ今回、彼女はこのような決断をしたのだろうか。

「自宅は改修工事をしたばかりで、ユミさんはAさんとずっと一緒に暮らしていくつもりでした。でもAさんは、お母さんが病に倒れてから、“自分の力で生きていきたい”と思うようになったんです。親離れ、というか…今は自立して音楽関係の仕事もしていますからね。

 ユミさんはエミさんと離れることができず、結婚して家庭を築くという“普通の幸せ”を手に入れられなかったという思いが少なからずあります。だからこそ、彼の思いも痛いほどによくわかるんです。とはいえ、彼女はもう73才。ほとんど生まれて初めてのひとり暮らしですから、彼の決意を苦渋の思いで受け入れたんだと思います。自宅を残しておくことも考えたそうですが、維持費もかかるので、売ることにしたそうです」(ユミさんの知人)

 現在、ユミさんとAさんは車で10分ほど離れたマンションでそれぞれ暮らしている。

「寂しすぎますね」

 ユミさんは近所の人にそうつぶやくこともあるのだという。

「ユミさんはAさんのことが気がかりで、よく彼の自宅へ行って洗濯物をクリーニング店に出したり、掃除をしたりしているんだそうです。そうやって身の回りの世話をすることで、彼の顔を見る機会を作ろうというのが本音なんでしょうけど…」(前出・ユミさんの知人)

※女性セブン2014年6月12日号

NEWSポストセブン

トピックスRSS

ランキング