前田日明氏が格闘技の改革者に 元K‐1プロデューサーも羨望

NEWSポストセブン / 2014年6月1日 16時0分

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THE OUTSIDERをプロデュースする前田日明氏

 総合格闘技イベントのPRIDEが消滅して7年、あれほど脚光を浴びていた格闘技選手や試合を見かけることが少なくなった。代わりになるイベントが何度か試みられたが、現在もPRIDEと同じ規模は実現できていない。とはいえ、いったん広がった格闘技への熱はいまも存続している。規模は小さくなったものの、以前よりもアマチュアが出場できる試合が増え、新たな広がりをみせている。

「アマチュアネットワークを広げて、競技としての性格を強めていた修斗やパンクラスなど、以前と比べると大きな会場ではないですが定期的に興行は続いています。宇野薫も桜井速人もまだ現役ですし、それぞれジムを運営しています。グレイシーで注目を浴びたブラジリアン柔術も全国各地に道場があり、大会やセミナーが盛んに開かれています。格闘技のジムが町のスポーツクラブのようになっていますね。

 その一方で、格闘技のスキルがあまりなくてもリングに上がれるのも最近の特徴です。PRIDEなどを観客として見ていた人たちが、その真似をしたいという欲望がかなえられるようになりました。

 たとえば地下格闘技と呼ばれるジャンルの大会が全国各地で開催されており、そこに出場している人たちは『アマチュア』です。格闘技としては稚拙ですが、いわゆる不良が出場しているので闘志は並み以上。格闘技雑誌からは完全に無視されましたが、チケットを販売する営業力がとても強く、小規模ながらも継続しているところが多いです」(格闘技雑誌編集者)

 格闘技専門誌から無視された地下格闘技は専門外のジャンル、ストリート系ファッション誌でたびたび取り上げられる「イベント」へと成長した。出場者も観客も、最新のストリートファッションに関心が高い若者を中心に構成されていたからだ。

 格闘技関係者からは無視されていた領域だったが、闘志あふれる戦いぶりに目をつけ、旧来の格闘技組織として初めて彼らと正式に接触したのは前田日明氏だった。

 2008年から定期的にイベントを開催している前田がプロデュースするTHE OUTSIDERは、決して地下格闘技とは自称しないが不良たちを集めるとの掛け声で始まった。6月22日のディファ有明大会で第31戦を迎える同大会は、出場資格を「年齢16~35歳まで、プロでの試合経験が3試合以下の者」としたため、元暴力団員で逮捕歴もあり顔面のタトゥーが特徴的な瓜田純士に代表されるような不良も参戦しているが、地道にトレーニングを積んだアスリートも含まれている。

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