デング熱予防 蚊に刺されないには焼酎・ウイスキー飲むべき

NEWSポストセブン / 2014年9月12日 7時0分

 いつもは低木や草むらなどに潜み、3m程度の距離まで近づくと襲いかかる「待ち伏せ型」。活動時間は日が昇って沈むまで。羽化後の成虫期間は14~40日間程度で、5日~1週間に1回程度、吸血する。気温が高くなると、一生の間に吸血する回数が増えるという研究もある──。

 これが今、日本中をパニックに陥れているデング熱を媒介するヒトスジシマカの生態だ。だいたい気温が下がる10月下旬あたりから活動が鈍くなり、11月下旬頃に活動を終えるとされている。

 しかしその直前である秋に、ヒトスジシマカが“凶悪蚊”に変身するという。蚊の専門家で、害虫防除技術研究所の白井良和氏が言う。

「実は9月から10月上旬のヒトスジシマカは、越冬卵を産むために、がんばって吸血しようとするんです。普段は草むらなどに潜んで、人間が近寄ってくるのを待つだけなんですが、経験的に、ちょうど今ぐらいの季節から、車や部屋の中まで入ってくるなど、執拗に人間を刺そうとするんです」

 そんな凶悪蚊は、栄養価の高い血をかぎ分けて刺しにくる。つまりこれから、デング熱のさらなる危険にさらされることになるのだが、今私たちにできることは何なのか? まずは最大の防御法である「蚊に嫌われる生活」の実践から。

 熱帯医学に詳しい東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎氏が教えてくれた。まず、蚊は二酸化炭素、汗、乳酸などの分泌物に寄ってくる。これらは酸性物質。

「蚊は酸性の血を好みます。肉をよく食べる人の血液は酸性になりますので、血液をアルカリ性にする野菜を、より多く摂取するといいでしょう」

 同じ理屈で、アルコールは血液を酸性にするので、できれば避けたい。それでも飲みたい場合はどうしたらいい?

「日本酒やビール、ワインなどの醸造酒よりも、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒を選ぶといいでしょう。血液が酸性になるまで時間がかかるので、蚊が集まるのを遅らせることができます」

 服装にも気をつけるべきだという。

「最も蚊を引き寄せる色は黒といわれています。薄い色にはあまり蚊が寄りつかないので、白や薄い色の服を着ましょう」

※女性セブン2014年9月25日号

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