杉作J太郎氏が選ぶやくざ映画 「突き抜けた侠気BEST5」

NEWSポストセブン / 2014年12月3日 16時0分

 高倉健さん、菅原文太さんという2人の名優が亡くなったことで、やくざ映画に脚光が集まっているが、著書に『仁義なき戦い 浪漫アルバム』(徳間書店)などがあるライター・杉作J太郎氏が選んだ、やくざ映画「突き抜けた侠気BEST5」は以下のとおり。

■『仁義なき戦い』(1973年/東映)
■『緋牡丹博徒一宿一飯』(1968年/東映)
■『県警対組織暴力』(1975年/東映)
■『脱獄広島殺人囚』(1974年/東映)
■『大脱獄』(1975年/東映)

 その中でも『仁義なき戦い』は、日本映画史上に燦然と輝く、やくざ映画シリーズの第一作。戦後直後の広島・呉を舞台に、ギラギラしたならず者たちが躍動する。その魅力を杉作氏が語る。

「主人公の広能は、刑務所から出たところを組長に拾ってもらいます。しかしその後は、ひたすら貧乏くじを引かされる。仲間からはヒットマンを押しつけられて刑務所へ逆戻り。『出たら全財産やる』といっていた親分も、いざ出てきたら祝いの食事さえ、『飯代払え』です。それでも広能はどれだけ裏切られても男には通す筋がある、と仁義なき社会で仁義を通す。まさにやくざの見本といえる1本です」

■すぎさく・じぇいたろう/1961年、愛媛県生まれ。漫画家、映画監督、脚本家とマルチに活躍する。著書に『仁義なき戦い 浪漫アルバム』(徳間書店)など。

※週刊ポスト2014年12月12日号

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