家計の貯蓄殖やすには女性だけでは不十分 男性も家計参加を

NEWSポストセブン / 2015年1月9日 7時0分

 物価上昇に加え、社会保険料の引き上げも続き、今後も家計の負担増ラッシュが続く見通しだ。そうした中で家計を守るには、何をどう変えていけばいいのだろうか。家計の見直し相談センター・藤川太氏が、家計を守る仕組みづくりについて解説する。

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 貯蓄を殖やす仕組みをつくるために欠かせないのが、男性の家計参加です。多くの場合、女性は食費や水道光熱費の節約といったやりくりに長けていますが、こうした節約テクニックはどこの家庭でも日々取り組んでいることが多く、技術的にも限界が近づいています。そこからさらに家計を強靱なものにするには、やはり固定費の削減に着目する必要があります。

 この家計の損益分岐点を決める固定費を契約しているのは、ほとんどが世帯主である男性でしょう。そうであるならば、契約している本人が自ら積極的に関与して節約する。それが今後のさらなる負担増を迎え撃つなによりの防衛術といえます。

 そうはいっても、「家計のことは妻に任せきりで、いまさら口は出せない」という男性も少なくないと思います。あるいは「自分は小遣いも減らされ、これまでもさんざん節約してきたから、いまさらできることはない」などと消極的な考えに陥る人もいるでしょう。

 では、どうすればいいか。もっと積極的に家計に参加する(女性からすれば参加させる)方法を紹介しておきましょう。

 交渉事というのは何事も「YES」といいやすいところから始めると、うまく進むものです。そこで、まず「将来こうなりたい」というライフプランを示すのです。「子どもを大学に行かせたい」とか「家を建てたい」などといわれれば、まず「NO」とはいわれません。そのようなプランを話し合い、家族ですり合わせする。

 そのために節約が必要となれば、これまで家計にあまり参加していなかった男性も積極的に参加せざるを得ないはずです。話し合いも一度きりではなく、目標に向かってどこまできているかを家族で確認し合う。会社でいう経営会議のような家族会議が理想です。

 実際、私のもとに相談にきたケースでは、共働きで稼いでいるのに、どちらかに家計を任せきりにしていたために、お金がまったく貯まらないという家庭がありました。一方で、年収はさほど高くないのに常に夫婦で話し合って計画的な資産形成ができている家庭もあります。後者のほうが理想的な姿なのは言うまでもありません。

 この先、社会保障が先細りすることは目に見えています。いままでのやり方を変えて自助努力をしない限り、度重なる負担増に押しつぶされてしまいます。明日といわず、ぜひ今日から始めてみてください。

※マネーポスト2015年新春号

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