「ポルノ大国」日本が抱える矛盾とは何か 藤木TDC氏が解説

NEWSポストセブン / 2014年12月25日 16時0分

 現在では、年間1万タイトルがリリースされるともいわれるアダルトビデオ(AV)。AV女優たちは、日本だけでなく世界中で人気を集めている。しかし、そんな「ポルノ大国」日本が、ある矛盾を抱えているのだという。AVに詳しいライターの藤木TDC氏が解説する。

 * * *
 1980年代初頭、それまでのフィルムでなく、ビデオカメラで撮られたアダルトビデオ(AV)の誕生とともに多くの女優がデビューした。彼女たちの美しさは芸能界でデビューする美少女女優・歌手と遜色なく、AVはたちまち成人映画を駆逐したばかりか、アイドルの人気さえも侵食する。

 1990年代、飯島愛はアジア各国でも人気を集め、彼女の影響によってAVは堰を切ったように海外へ進出し、世界中を席捲している。

 一方で、その発信国・日本において、今なお法的にはポルノが解禁されていないという現象は興味深い。未解禁ゆえにAVにはモザイクが施されているのだが、かつてのそれと比べれば薄く、必要最小限となっている。一方、ネット上は無法地帯と化し無修正動画が氾濫する。

 だからこそ1980~90年代のAVの、美しい女優たちの局部を覆う大きなモザイクには、そこはかとない郷愁があるのだ。

※週刊ポスト2015年1月1・9日号

NEWSポストセブン

トピックスRSS

ランキング