長嶋茂雄氏「あの天覧試合からスランプがなくなった」と述懐

NEWSポストセブン / 2015年1月1日 7時0分

 長嶋茂雄氏は「日本プロ野球の象徴」である。病魔に倒れてからも懸命なリハビリで驚異的な快復を見せる同氏が、あの伝説的な「天覧試合」(*注)について振り返った。

「僕は打てなくなっても2試合くらいで、長くても3試合。だからファンの人は『ちょっと打てなかったなあ』という感じだったと思う。そういう意味ではスランプなんてなかったんです。

 唯一自分でスランプだったと思うのは、V9以前の話だけど、あの天覧試合の2週間前くらいですね。この時は何をやってもダメ。タイミングが合わない最悪の状態だったんです。

 ところが、迎えた天覧試合では2本のホームランを含む3安打を放った。あれをきっかけに「よ~し」という気持ちで打てるようになった気がする。それからスランプというものがなくなったんじゃないかな。しかし自分でも、あの場面でよく打てたと思います。相手の村ちゃんは「ファウルだ」と言い張ってましたけどね(笑い)」

 長嶋氏のロングインタビュー「巨人V9の真実」(後編)は、1月5日発売の週刊ポストで掲載される。

【*注】1959年6月25日、後楽園球場で行なわれた巨人-阪神戦を昭和天皇・香淳皇后がバックネット裏の貴賓席で観戦した。試合は4-4の同点で迎えた9回裏、先頭打者の長嶋が阪神・村山からレフトポール際にサヨナラ弾を放つ。天皇・皇后が観戦できるタイムリミットまで、あと3分と迫っていた中での一発だった。

※週刊ポスト2015年1月1・9日号

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