井ノ原、嵐、村上他ジャニーズMCには「引く技術」の妙がある

NEWSポストセブン / 2015年6月28日 7時0分

 V6の井ノ原快彦(39)、TOKIOの国分太一(40)、嵐の櫻井翔(33)、二宮和也(32)、関ジャニ∞の村上信五(33)、丸山隆平(31)など、このところ、テレビ番組のMCを務めるジャニーズタレントが増えている。バラエティーだけではなく、最近では情報番組のメインに抜擢されるタレントも少なくない。パイオニア的存在ともいえるSMAPの中居正広(42)は別格として、ジャニーズ事務所から続々とMCが誕生し、重宝がられているのはなぜか。テレビ解説者の木村隆志さんに分析してもらった。

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 大人数システムになったテレビ番組には、大きく分けてふたつタイプのMCが存在しています。ひとつはお笑い芸人のMC。出演者が若手でも大御所でも、どんどんツッコミを入れて番組を盛り上げることができるのが芸人の強みだといえます。

 もうひとつがジャニーズ事務所のタレントなのですが、彼らは芸人のように誰にでもツッコミを入れられるわけではありません。特に大物芸能人にはなかなかツッコミを入れられない。「若いのに偉そうだ」という印象を与えてしまうからです。では、ジャニーズタレントはどのように番組を回しているのか。実は彼らは、番組やコーナーを出発するところだけやって、後は出演者たちに任せていることが多いのです。芸人代表ともいえる明石家さんまさんのように、番組を常に回し続けるようなことはしません。

 なぜ、そのやり方で番組が滞りなく進んでいくのかというと、彼らは「知らない」「できない」が前提の「普通のお兄さん」としての立ち位置でMCをしているからです。今の時代のMCに求められるものは、まず清潔感。それにプラス、「親しみやさ」です。

 V6の井ノ原快彦さん、TOKIOの国分太一さんなどは、ジャニーズの中でも特に普通っぽくて、親しみやすいですよね。今、テレビをよく見ている層というのは、中高年や10代の学生です。若い人と年輩の両方から好かれるために必要なのは、スター性よりも親近感。親戚や友達にいそうな感じのMCが、今の視聴者にはちょうどいいのです。芸人さんは上下関係に厳しく、身内ネタに走ってしまうところがありますが、ジャニーズタレントはそういうことも少なく、みんなで楽しく番組を進めようとしています。

 ジャニーズタレントの面々に、「普通っぽくていいんだ」と気づかせたのは嵐です。彼らはアイドルでありながら、格好つけていない。むしろ自虐的なネタを絡めて自分を駄目なキャラにすることも多く、気楽に見やすい雰囲気を作っていますし、それが成功して、ファン以外の人たちにも親しまれる国民的タレントとして定着しました。私が全ジャニーズタレントの中でも、MCとして特に注目しているのが相葉雅紀さんで、彼のゆるゆる感、いい意味でのグダグダ感は、今の時代にとてもマッチしていると思います。

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