肩身が狭い専業主夫「会社でやらかした?」とママ友から陰口
NEWSポストセブン / 2015年10月23日 7時0分
女優の真木よう子(33才)が、元俳優の片山怜雄氏(33才)との離婚を発表した。結婚した当初、片山氏は芸能活動を休止し、小説家を目指していた頃で、「格差婚」と呼ばれることも多かった。実際、片山氏がいわば“主夫”として家事や子育てをしていたとのことで、バリバリ働く女優の妻と、“専業主夫”の夫という関係性がよくなかったがゆえに、離婚したのではないかとも言われている。
片山氏の例もそうだが、どうやら“主夫”は肩身が狭いもののようだ。主夫歴3年のA男さん(46才)は、主夫に対する世間の風当たりの強さを嘆く。
大手家電メーカーの研究職として仕事にやりがいを感じていたが、外資系金融会社に勤める妻が都銀へ転職するタイミングで転勤を打診され、悩んだ挙句に離職を決断した。
共働きではハウスキーパーやベビーシッター代もかかるし、外食やデリバリーなど食費もかさむ。そうした経費がカットでき、夫が家に入ることで仕事に集中できるならと妻も快諾したのだが、周囲の反応は誤算だった。実はA男さん、かつて育休を取ったことがあるのだが、その時とはまるで反応が違ったという。
「育休中は、“子育てに協力的な旦那さんはステキ”“男性が育児にかかわるのは当然よ”と好意的だったママ友が、いざ家に入ると、“何か会社でやらかしたのかしら”なんてヒソヒソ。実家の母に至っては、“ご近所の目があるから平日に来ないで”って。専業主夫って、テレビや新聞、ドラマにも取り上げられたけど、まだまだ異文化の話なんだとわかりました。夫婦の間ではノープロブレムなのに、世間が許してくれない…」
女子事情に詳しいコラムニストの西森路代さんも、今はまだ、専業主夫が社会的地位を確立する途上だと語る。
「今は過渡期なので、夫婦ですごく希望を持って参入しても、仲間も少なく、受け入れてくれる人も少ない。そうした外圧にくじけ、夫婦の間でもくじけてしまうのでは。“男女がこうあるべき”という固定観念を世間やお互いの中でふりほどいていく作業は、大変な苦労だと思いますよ」
男女平等を叫び、イクメンをもてはやす風潮も確かにあるが、現状は単純ではない。子供のクラスに専業主夫がいるという45才の主婦も、困り顔で本音をこう吐露する。「男の人が昼間からフラフラしていると話しかけにくいんですよね」。
※女性セブン2015年11月5日号
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
高橋由美子、不倫をへて結婚。“略奪婚”は同じ目にあう説は本当か
女子SPA! / 2021年4月11日 8時47分
-
離婚問題の専門家 さんま&しのぶはなぜ「日本で最先端の夫婦」か
NEWSポストセブン / 2021年4月7日 7時5分
-
母親の「子どもを置いて不倫」は、なぜそこまでバッシングされるのか
プレジデントオンライン / 2021年4月5日 13時15分
-
憧れの元夫婦第1位!さんま&しのぶ 憎しみ合わない円満離婚
NEWSポストセブン / 2021年4月5日 7時5分
-
小倉優子、YouTube開始でも求められる“お菓子作りより夫婦関係”
アサ芸プラス / 2021年4月2日 17時59分
ランキング
-
1「地球上最悪の侵略的植物」淡路島で繁殖、拡大しつつあり完全除去に10年以上か
読売新聞 / 2021年4月13日 13時27分
-
2余ったワクチン廃棄、接種会場に予定の人が来ず…河野氏は「他の人に使ってもいい」
読売新聞 / 2021年4月13日 12時7分
-
3東芝~英投資ファンドからの買収提案の真相
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年4月12日 17時40分
-
4小室圭さん「解決金を支払う」宣言の経緯と眞子さま共作の「新・文書」本当の狙い
週刊女性PRIME / 2021年4月12日 21時0分
-
5玉川徹氏、街にあふれた若者の映像に「重症化リスクは高まってますよということをどれだけ知っているのか…」
スポーツ報知 / 2021年4月13日 9時13分