佐藤浩市 新作映画で鶏の唐揚げを前日から仕込み自ら味付け
NEWSポストセブン / 2015年11月7日 7時0分

役作りから「料理」についても語った佐藤浩市
老若男女を問わず幅広い層から支持される俳優・佐藤浩市(54才)。今年は『愛を積むひと』を皮切りに、『HERO』『アンフェア the end』など、出演した5本の映画が公開。今年のトリを飾る『起帰点駅 ターミナル』(11月7日から全国公開)の公開を前に、演技のこと料理の腕前など幅広く話を聞いた。
――本作『ターミナル 起終点駅』出演の決め手はなんでしたか?
佐藤:脚本がオリジナルの映画が減っている中で、本作は原作が短編でしたので、映画的な肉付けができるということ。そして、世界観を崩すことなく映画的な解釈としての肉付けができるという期待ですね。
――役作りはいつもどのように行うのですか。脚本を読み込むとか?
佐藤:脚本はほとんど読まないんです。一回読んだら時間を置きます。もう一回読み返すと、まったく印象が違っている場合がある。「最初に読んだ時の印象と2度目はどうしてこんなに違っているんだ?」というところから、自分と脚本とのある種のズレを考えながら形にしていく。もちろん、その脚本自体のデキがある程度、形になっているものもありますけどね。
――撮影に入る時はそのキャラクターになりきっているのですか?
佐藤:なりきってなんかいません。不可能です。そう言えるくらいいい役者になりたいな、と思いますけど。いくばくかの自分自身の経験なり、そういったものがキャラクターにフレバリングされるわけです。なりきるのではなく、自分が取り入れたものを自分の中から出していく…。なりきれるんだったら自分からアイディアは出しませんね。
――映画でポイントになっている「ザンギ(鶏の唐揚げ)」はすごくおいしそうでした。佐藤さんご自身で揚げたと聞いていますが?
佐藤:はい。前日に自分で肉に下味をつけて仕込み、ロケ地の冷蔵庫で寝かせて、撮影シーンの時にぼくが揚げて本田翼に食べさせました。料理は、ぼくが演じた完治という人物を表現する上で大きな鍵になっているんです。彼は愛する女性に目の前で自殺され、妻子を捨てて一人逃げるように釧路で25年間生活している。エリートだった彼が国選弁護人しかせず、自分を流刑するような生き方にはどこかリアリティーがない。料理を作るというほんの小さな起伏があることによって、非常にリアリティーが出てくるんです、男の生きてきた25年の軌跡に対して。ぼく自身、料理は昔から多少やっていたので。
――料理はどこで覚えたんですか?
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