ブームのもち麦、ダイエット効果得るには3か月食べ続けよ

NEWSポストセブン / 2017年3月31日 7時0分

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糖質制限中でも食べてOK

 米やパンなど主食さえ我慢すれば、カロリーを気にせずお腹いっぱい食べてもダイエット効果があると大ブームの糖質制限。しかし「ご飯を食べたい」という誘惑に負けて挫折する人も少なくない。

 そうしたなかで、注目を集めているのが、“糖質制限中でも食べてOK”という「もち麦ごはん」だ。大麦の一種であるもち麦を白米と混ぜたものだ。

 炊き方はシンプルだ。もち麦2分の1合(75g)と白米1合(150g)とを洗い、水350mlを加えて炊飯器で炊くだけ。おにぎりやちらしずしなどのメニューに用いることも可能だという。

 また、もち麦だけをゆでた「ゆでもち麦」も様々なレシピに応用することが可能だ。

『「もち麦」で腸イキイキ革命!』の著者で医師の松生恒夫氏は、「サラダにトッピングするもよし、納豆などとまぜてもよし。汎用性は高い」と話す。

 もち麦はプチプチとした食感で噛み応えがあるので、日々の食事に取り入れることで自然と咀嚼する回数も増える。そうすることで満腹中枢が刺激されやすくなり、ダイエット効果が期待できる。また、白米や玄米よりもカルシウム、鉄分、ミネラルなどが多く含まれているので、効率よく栄養が摂取できるというメリットもある。

 ただし、グルテンアレルギーのある人は、食べる前に医師など専門家に相談するなど注意が必要だ。

 ダイエット効果を得るには3か月ほど食べ続けるべきだという。もち麦だけを炊いて食べる方法もないではないが、白米に比べるとやや味気ない。味に飽きないために、もち麦と白米を混ぜたもち麦ごはんをすすめる専門家が多い。

 関連商品も増えている。兵庫県の福崎町では特産のもち麦を広く知ってもらおうと「株式会社もちむぎ食品センター」を設立。もち麦の成分を練り込んだ「もちむぎ麺」が人気だ。同センター広報担当の話。

「福崎町では1980年代の終わりごろからもち麦を使った商品の開発研究を開始し、精麦したもち麦を石臼で砕いて作るもちむぎ麺を完成させました。予想を上回る売れ行きで、当時は4ヘクタールくらいだったもち麦の作付け面積が直近では50ヘクタールまでに増えています」

 医療機関ももち麦の健康効果には注目しており、静岡県の県立がんセンターは7年前からセンター内のレストランでもち麦ごはん(もっちり麦御飯/150円)を提供しているという。

 また、全国24店舗をチェーン展開する「ごはんととろろ とろ麦」では、定食メニューにつくごはん(もち麦ご飯、雑穀米、じゃこご飯)全てにもち麦が入っている。

「2015年のチェーン設立以来、もち麦ごはんは白米9にもち麦1の割合で提供してきました」(運営するフーズジャパン広報)

 市民権を得つつあるもち麦については、「免疫機能を高める」という新たな機能も注目されている。

「マウスなどの実験で、他の穀物に比べて多く含まれているβグルカンという水溶性食物繊維を経口投与すると、脾臓や小腸の免疫機能が高まるという作用がわかってきました。

 また、βグルカンの働きにより腸内は善玉菌が優位に立ち、便秘などが改善され老廃物が効率よく排出されます。そうなると、大腸がんのリスクを下げることも期待できます」(前出・松生氏)

 ブームはまだまだ広がりを見せそうだ。

※週刊ポスト2017年4月7日号

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