指原莉乃 「自虐と毒舌」を武器にMCトップ戦線に躍り出る

NEWSポストセブン / 2017年4月10日 7時0分

 逆に指原さん自身、ルックスやスキャンダルに関するツッコミを甘んじて受けているのも好印象のポイント。むしろ、「MCなのに、他の出演者よりも立場が低い」と感じさせるシーンも目立ちます。

 男性タレントにたとえると、近いのはオードリー・若林正恭さん。軽い自虐と毒舌をベースに低い立ち位置からトークを進めるほか、MCばかりではなくレギュラー出演もこなす使い勝手のよさがテレビマンたちに受けています。ただ今後は、有吉弘行さんのような強めの毒で爆笑をさらうシーンも期待できそうですし、年齢とともにトークの幅は広がっていくのではないでしょうか。

◆旬の中堅芸人との相性は抜群

 ベッキーさんの騒動以来、女性MCの台頭はなく、制作現場における指原さんへの期待は最高峰。これまでタモリさん、ダウンタウン、内村光良さん、加藤浩次さん、中居正広さん、池上彰さんら多彩なMCと共演してきた経験がある上に、有吉弘行さんやフットボールアワー・後藤輝基さんなど、MCとして旬の中堅芸人との相性もいいため、バラエティーの放送作家から高い評価を受けています。つまり、「共演者とスタッフの両方から受けがいい」ということになります。

 指原さんは、1日に行われたライブで、昨年の総選挙1位の公約として掲げた「水着で熱湯風呂」に挑戦していました。しかし、「今年(6月17日)の総選挙が最後」と宣言したほか、「卒業後の副業を必死に考えている」と自らネタにするなど、卒業の時期を模索しているのは明白。それだけに4月からのMCは、本人にとっても、テレビマンたちにとっても、「どこまでやれるのか」、今後の試金石になるでしょう。

 もちろん指原さんの魅力はバラエティー番組への出演に限りません。かつて秋元康さんや主演映画やドラマを手がけた福田雄一監督から女優としての存在感を絶賛されましたし、著書『逆転力~ピンチを待て~』(講談社)がベストセラーになったことからも、さまざまな分野で結果を出してきたマルチタレントであることが分かります。秋元さんが「怪物。誰も止められない」とコメントした底知れぬ才能の持ち主だけに、この春からはじまる“セカンド・ブレイク”に注目してみてはいかがでしょうか。

【木村隆志】
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本前後のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。

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