小林麻央さんも通院した医師が逮捕 「臍帯血」とは何か

NEWSポストセブン / 2017年9月14日 7時0分

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麻央さんの担当医も「臍帯血」で逮捕

 母親と胎児を繋ぐへその緒に、悪徳医師が群がっている。彼らの目的は、その中に含まれる臍帯血。がん治療からアンチエイジングまで、数多の治療に利用される臍帯血を巡り、あの小林麻央さんのかかりつけ医師までもが、法を犯す始末。医師を取り憑かせるこの血液は、万能の滴か、はたまた悪魔の液体か──。

《当院はがんの統合医療を中心に、薬に頼らない小児医療、美と健康増進の医療を行う、心と身体に優しい施設です》

 東京・南青山の内科病院「首藤クリニック」のホームページには、こんな謳い文句と共に、従来の学説に縛られない“最先端”のがん治療や美容施術が多数紹介されていた。

「高温の水素風呂に浸かるとがん細胞が消える、という『水素温熱免疫療法』をはじめ、赤ちゃんのへその緒の中に含まれる『臍帯血』を用いたがん治療やアンチエイジング療法など、医学界の常識に挑戦する姿勢を前面に出したクリニックでした。患者の中には著名人も多く、院長の首藤紳介容疑者(40才)は、メディアにも何度となく取り上げられています」(医療関係者)

 6月に乳がんで亡くなった小林麻央さん(享年34)も、同クリニックに通院していたと報じられた。

「都内の大学病院に入院していた麻央さんですが、同時に民間療法も受けており、最後まで通い続けたのが『首藤クリニック』でした。水素温熱免疫療法をはじめ、院長の説くがん治療に感銘を受け、さまざまな施術を受けていたようです。夫の市川海老蔵さん(39才)も院長を全面的に信頼していたし、時には姉の麻耶さん(38才)を連れ立って通院する姿も見られました。総治療費1億円とも報じられた麻央さんの闘病生活のうち、このクリニックの治療にかなりの額が払われていたようです」(芸能関係者)

 だが現在、同クリニックは営業を停止している。院長が不在だからだ。

◆民間バンクが倒産して検体が闇ルートに流出

 8月27日、首藤容疑者を含む医療関係者6人が、再生医療安全性確保法違反で一斉に逮捕された。捜査していたのは、愛媛、高知、茨城、京都の4府県警の合同捜査本部。

「容疑者を繋いだのは『臍帯血』。茨城県にある民間の臍帯血バンクから流出した検体が、仲介業者を経由して全国の医療関係者の手に渡った。首藤容疑者らはこれをがん治療や美容、アンチエイジング目的で複数の患者に移植していました。臍帯血移植は、厚労省に届け出をしなければいけないのですが、彼らは届け出をせずに無許可で施術をしていた疑いが持たれています」(全国紙記者)

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