医学界が塩分犯人説に拘る背景に「高血圧マフィア」の存在

NEWSポストセブン / 2017年12月14日 16時0分

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高血圧の犯人が塩分だと得をするのは誰?

 高血圧になるのを防ぐには塩分を控えるというのが多くの日本人が信じる定説だった。だが、いま、その定説を覆す新たな理論が注目を集めている。『脳梗塞・心筋梗塞は予知できる』の著者で、循環器に詳しい真島消化器クリニック院長の真島康雄医師は、こう解説する。

「高血圧をもたらすのは塩分ではなく、血管に溜まったプラークです。プラークとは脂肪の塊のことで、日本語では『粥腫(じゅくしゅ)』と呼ばれ、その名の通りお粥のようにドロドロしています。これが溜まって血管の内側が狭くなるから、そこを流れる血液の圧力が高まる。実にシンプルな理屈です」

 つまり、この説明によると「高血圧の原因は脂肪」ということになる。世界的にも塩犯人説を覆す研究結果が数多く発表される中、なぜ日本の医学界は、「塩分犯人説」に固執するのだろうか。その背景には、「降圧剤利権」の存在があるとされる。

◆「脂肪より塩」だと都合がいい?

「製薬会社や医師会など高血圧によって利権を得る集団は欧米で『高血圧マフィア』と呼ばれ、高血圧の基準値が下げられるような強烈なロビー活動などを続けてきました。日本でも既得権に固執する勢力が大きな影響力をふるっています」(大櫛医学情報研究所所長で東海大学名誉教授の大櫛陽一氏)

 彼らにとっては、“塩分犯人説”のほうが都合が良い。前出・真島医師はこう見る。

「体重を減らして血管中のプラークを除けば、確実に血圧が下がることは私が多くの患者を診てきたなかでもあきらかです。しかし、そうして高血圧患者が減ると、高血圧市場が縮小するため、塩分を犯人に仕立てている」

 現在、『高血圧治療ガイドライン2014』は、「食塩摂取量が多くなると血圧が高くなる」として「国民全体におけるさらなる減塩の推進が必要」と強調する。また高血圧の治療法については、「多くの高血圧患者には薬物治療が必要である」と記述されている。

 このガイドラインに従い、日本における高血圧の治療対象者は1000万人を突破、70歳以上では5割以上が降圧剤を処方されている。ガイドラインのなかで治療法とされている降圧剤には様々なタイプがある。

「利尿剤」は降圧剤の中でも国内で最も多く服用されているタイプだ。体内の水分を排出することで血液量を減少させて血圧を下げる。利尿剤に限らず、降圧剤で大きな問題となるのは、あくまで対症療法でしかないことだ。その効果は、種類にもよるが短ければ24時間とされている。

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