角居勝彦調教師 競走馬にとって2着は意味があることなのか

NEWSポストセブン / 2018年4月15日 7時0分

 1着にこだわる一方で、1勝馬や3歳未勝利などの場合、なにがなんでも勝たせようという強い調教は避けます。勝手に走って1着といったケースは別として、身体が完成するまではじっくり育てます。

 良血馬を多く預けていただいているので、まずは入厩、ゲート試験合格が大前提。すぐにデビューさせないでいったん放牧に出すこともあります。レースに出すためには万全を期さなければならない。1つ勝てば、いつかチャンスが巡ってきます。

 そういった事情から、どうしてもクラシックは微妙な位置づけになります。

 GIとして結果を求めたいけれども、激しい調教は控えたい。たとえば、フラワーカップを勝ったカンタービレは桜花賞に間に合わせようとしませんでした。ゆきやなぎ賞を勝って2勝目をあげたサトノワルキューレも焦らずオークスを見据えています。

●すみい・かつひこ/1964年石川県生まれ。2000年に調教師免許取得、2001年に開業。以後17年で中央GI勝利数24は歴代3位、現役では2位。ヴィクトワールピサでドバイワールドカップ、シーザリオでアメリカンオークスを勝つなど海外でも活躍。引退馬のセカンドキャリア支援、障害者乗馬などにも尽力している。引退した管理馬はほかにカネヒキリ、ウオッカなど。本シリーズをまとめた『競馬感性の法則』(小学館新書)が発売中。2021年2月で引退することを発表している。

※週刊ポスト2018年4月20日号

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