密かにブームのメダカ、健康で元気な個体を選ぶポイント

NEWSポストセブン / 2018年7月24日 11時0分

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密かにブームのメダカ(写真/「めだか夢や」提供)

 メダカの飼育には、熱帯魚のような設備は必要ありません。用意するのは「容器(水槽)・水・エサ」のみ。初心者でも飼いやすく、自分好みのメダカを繁殖させることもできるとあって、ここ数年ひそかなブームに。そんなメダカの正しい飼育方法、繁殖方法などを紹介する。

 かつて、小川や田んぼで普通に見られたメダカ。ところが近年、野生のメダカの数は全国的に減少しており、1999年には、絶滅の危険性が高まっている「絶滅危惧II類」にまで指定された。

 とはいえ、野生のメダカを捕ることは、法律で禁止されてはいない。しかし、貴重な魚のため、その姿を見ることはほとんどできないのが現状だ。そのため最近では、ホームセンターやペットショップなどで購入するケースがほとんどだという。

 今大人気の品種は、金魚のようなオレンジ色が特徴の楊貴妃と幹之メダカだ。店で選んだ方が、色や形、性別などを好みで選べるという利点もある。

「メダカを購入する際、大切なのは健康で元気なメダカを選ぶことです。それを見極めるポイントとしては、【1】お腹がふっくらと丸みを帯びている【2】元気に泳いでいる【3】体に傷がついていない【4】体が『へ』の字に曲がっていない。これら4点にあてはまるか、よく観察して選びましょう」(日本メダカ協会理事で「めだか夢や」店主・馬場浩司さん、「」内以下同)

 メダカの飼育で必要なのは容器と水とエサだ。

「容器は水槽や金魚鉢などなんでもOK。気をつけるべき点は“容器の大きさ”。メダカ1匹に対して水1リットルを目安にしてください」

 水は、水道水でよい。ただし水道水に含まれる塩素(カルキ)はメダカにとって有害なので、水道水をバケツに入れ、1日、日光にあててカルキを抜いたものを使用する。エサは市販のメダカ用人工飼料を1日1~2回与える。

「エサの食べ残しが水を汚すので、5分で食べきれる量を目安に与えましょう」

 飼育の際、水草を入れておくのはおすすめ。卵を産みつける“産卵床”の役割のほか、水質を浄化させる働きもある。水を取り替える時は、全部ではなく半分ずつ取り替える。

 また、メダカは水質や水温の変化に弱い。新しく家に迎えたメダカは、いきなり水槽の中に放すのではなく、必ず“水合わせ”を行おう。

「水合わせとは、メダカが入った袋を30分~1時間水槽に浮かべて、袋の中と水槽の水の温度差をなくす作業のことです。両方の水温が同じぐらいになったら、袋の封を開け、泳いで出てくるのを待ちます」

 飼育に慣れたら、次のステップは繁殖だ。

「メダカは春から夏に繁殖期を迎え、毎日10~30個の卵を産みます。ホテイアオイなどの水草に産ませたら、ふ化する前に、他のメダカに食べられないよう、卵だけ他の容器に移しましょう」

 ふ化までは10日~2週間程度。気に入った品種をかけ合わせることも可能だ。一方で、メダカは繁殖力が強いゆえ、何もしなくても増えていたというケースも多い。

「人工繁殖の“幹之メダカ”が近所の川を泳いでいた、という話を耳にしたこともあります。これは、繁殖しすぎて飼いきれなくなり、川に捨てる人が増えているせい。生態系を壊す危険性もあるので、絶対にやってはいけません」

 増えたら譲り先を探し、困った時は、買った店やメダカ専門店に相談しよう。

※女性セブン2018年8月2日号

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