日大広告が続々撤去もハワイではCMあり、これは相撲案件か

NEWSポストセブン / 2018年7月24日 16時0分

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名門アメフト部は立ち直れるか(時事通信フォト)

 日大アメフト部の「悪質タックル」騒動発覚以降、各所にあった日大の広告が、大学側の申し出で次々と撤去されて話題となったが、今も“日大のCM”が堂々と流れている場所がある。それが「ハワイ」だ。現地在住の日本人ライターはこういう。

「日本語放送のラジオで、1日に数回、日大のCMが流れています。求める学生像を周知するような一般的な内容ですが、“なんでハワイで?”というのは謎です。アメフト部の騒動の後も特に変わらず流れている」

 悪質タックル問題については、日大の第三者委員会が7月末に最終報告を出す予定で、「内田正人・前監督らの部の関係者にとって厳しい内容になる」(日大関係者)とみられている。

 ただ、焦点は内田氏を大学の常務理事(5月末に辞任)にまで引き上げたとされる田中英壽・理事長だ。騒動発覚以来、会見などに一度も姿を見せていない田中氏が、最終報告を受けてどう責任を取るのかも注目されている。

 そんな混沌とした状況を読み解くカギが、「ハワイ」にあるのかもしれない。CMの話に「来年、ハワイで開催予定の世界相撲選手権と関係があるのでは」と反応したのは日大の相撲部関係者だ。

 田中氏は名門・日大相撲部の総監督であり、世界相撲選手権を主催する国際相撲連盟のトップでもある。

「今年で第22回となる世界相撲選手権は、日本の他にブラジルやモンゴルなどでも開催され、田中氏が率いる日大相撲部が世界中から“人材”を集めたり、人脈を広げる場として機能してきた。たとえばモンゴル出身の水戸龍は、日大OBが監督を務める高校の相撲部から日大に進み、在学中に世界相撲選手権で優勝。華々しい角界デビューにつなげている。また、横綱・白鵬は2016年のモンゴル大会の開催に尽力したが、白鵬は鳥取城北高の石浦外喜義・相撲部総監督をはじめ日大OBグループと関係が深い。

 日大のCMが現地で流れ続けるのは、田中氏は辞任せず、来年のハワイ大会を成功させようと意気込んでいるからではないか」

 一方で、一部では今回の騒動を受けてハワイ大会の中止も報じられるなど、状況は不透明だ。国際相撲連盟に連絡すると誰も電話に出ず、傘下団体の日本相撲連盟の担当者は「台湾で今年の世界大会があり、応対できる者がいない」とするのみだった。

 日大、そして田中氏を巡る騒動発覚以来の内幕は、24日配信開始の電子書籍『100万人組織 「日本大学」の解剖』に詳しいが、第三者委の最終報告が出た後の展開は、まだまだ荒れ模様だ。

※週刊ポスト2018年8月3日号

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