埼玉の女性杜氏が立ち上げた「海鮮にもスイーツにも合う酒」

NEWSポストセブン / 2018年8月30日 7時0分

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埼玉初の女性杜氏・佐藤麻里子さん

 関東三大梅林のひとつとして知られる埼玉県入間郡越生町の「越生梅林」。その名を冠した日本酒を送り出しているのが、同県の佐藤酒造店だ。埼玉初の女性杜氏・佐藤麻里子さん(27)が、自ら立ち上げた新シリーズへの想いについて語った。

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 実家である酒蔵の7代目を継ぐのは弟となりますが、私も大学卒業後に杜氏として酒蔵へ入り、杜氏2年目の2016年度には代表銘柄「越生梅林」の新シリーズを立ち上げました。既存のお酒は後味しっかりの男酒で、日本酒初心者には持ち味がやや重たく感じてしまう。そこで女性や日本酒になじみのない方でも飲みやすい、後味がすっきりしたタイプに挑戦しました。

 モダンな梅柄のラベルを冠し、色別に酒米を変えて個性を出しています。手にしたピンクは美山錦と埼玉の食用米・彩のきずなを使っています。海鮮にもお肉にもスイーツにも合う、シーンを問わずに生活に寄り添うお酒です。

 杜氏の私を含めて蔵人は全員20代です。歴史を重ねてきた伝統のお酒の素晴らしさも守りつつ、若い感性で新しいお酒も醸していきたい。埼玉初の女性杜氏、20代の若手の杜氏として注目されて光栄ですが、将来はお酒で注目される杜氏を目指します。

【プロフィール】さとう・まりこ/1991年生まれ。大妻女子大学卒業。2015年より佐藤酒造店杜氏。趣味は写真を撮ることとドライブで、愛車で食べ歩きも。

◆撮影/太田真三、取材・文/渡部美也

※週刊ポスト2018年9月7日号

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