皮脂汚れ除去する超音波ウォッシャー、これがない生活は…

NEWSポストセブン / 2018年9月10日 16時0分

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皮脂汚れやシミも素早く落とせるハンディー洗濯機

 食べこぼしのシミやワイシャツの皮脂汚れなどを超音波の力でサッと部分洗いできると話題になった『超音波ウォッシャー』が、携帯に便利な超軽量サイズに生まれ変わった。

 なぞるだけで頑固な皮脂汚れやシミを素早く落とすハンディー洗濯機『UW-S2』(オープン価格1万5000円前後)には、パフとパフケースが付属。操作は簡単で、水を含ませたパフを汚れた部分に当て、衣類の上からホーンでなぞるだけ。サイズは、約幅26×奥行き22.5×高さ165mm、重さ約100g(本体キャップ除く)。全3色の展開だ。

『超音波ウォッシャー』の小型化実現までには、意外にも長く険しい紆余曲折があったという。『超音波ウォッシャー』は、汚れた部分を水に浸し、本体の先端にある金属部分「ホーン」を当てて軽くなぞると、ホーンと繊維のすき間に真空の泡が発生。その泡が弾ける力で汚れを落とす仕組みになっている。

 超音波を使った製品を開発したのは、約15年前。超音波洗浄装置を搭載した全自動洗濯機『えりピカそでピカ』(洗濯機の上面に洗浄ノズルがあり、蓋を開けた時にセットされる洗浄トレーの上で、衣類を挟むようにして汚れた部分を洗浄ノズルに当て、洗浄するというもの)だった。

 洗浄ノズルは洗濯機に固定されており、トレーとノズルの間に入るワイシャツなどの薄い衣類しか洗うことができず、帽子やぬいぐるみのような厚みのあるものの汚れを落とすことはできなかった。

 そこで、より幅広い布製品を洗うことができるハンディータイプの超音波洗浄機を作ろうと、2015年に新製品の開発がスタートした。

 洗濯機に搭載した超音波洗浄装置の小型化が課題だった。先端のホーンや電池、回路などの部品を、小さな本体にどのように配置するか検討を重ねた。

 また、超音波振動の周波数は、衣類の汚れを落とすのに最適とされる毎秒約3万8000回を採用。ホーンが毎秒約3万8000回振動するようにシャープ独自のチューニングを施し、2016年9月、ついに『超音波ウォッシャー UW-A1』が誕生した。発売するやいなや、この画期的なアイテムは世を驚かせ、多くのメディアに取り上げられた。

 しかし、一方で「かばんに入るサイズだが、持ち運ぶのには少し重い」「家で使うことが多い」「外にも持ち運びたい」という声もあり、さらなる小型化を目指すことになった。

 先に発売した『UW-A1』のホーンのサイズは幅12mmの幅広型。この形状をキープしたまま本体をさらに小型化しようと考えた。そのためには電池を小さくする必要があったが、電池を小さくするとホーンに充分なパワーが伝わらず、洗浄効果が落ちる。

 そのため、新型タイプはホーンの形状を見直し、直径5mmの丸型を採用した。丸型は幅広型よりもピンポイントの汚れが狙いやすいこともあり、外出先での使用性も上がった。

 また、電池は『UW-A1』で採用していた単4電池サイズのニッケル水素電池4本から、新型タイプでは板状電池を採用。丸型ホーンと板状電池の採用で、小型化かつ軽量化に成功した。

 こうして今年6月に『超音波ウォッシャー UW-S2』を発売。携帯に便利なスリムタイプとなり、重さは電動歯ブラシ並み。外出先で服が汚れても、その場ですぐに汚れを洗い落とせる製品として、あらためて注目を集めた。

 ワイシャツなどに付着した皮脂汚れのほか、布製のかばんやスニーカー、ぬいぐるみ、ダウンジャケットなど、丸洗いしにくいものにも使える。一度使えば、それがない生活は考えられなくなるだろう。

※女性セブン2018年9月20日号

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