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小沢一郎氏 今の民主党では次の総選挙で手痛いしっぺ返し食う

NEWSポストセブン / 2012年1月6日 16時0分

消費税増税を始め、税制改革が大きな政治テーマに浮上している。野田政権は増税路線を明確に打ち出そうとしているが、これについて小沢一郎・元民主党代表はどう見ているのか。政治ジャーナリスト・渡辺乾介氏(『小沢一郎 嫌われる伝説』著者)が聞いた。

* * *
――経済危機の中で国民に増税や重税を強いるというのは、戦前の世界恐慌で政府が金解禁など政策を誤って昭和恐慌を招いた歴史の失敗を繰り返す。

小沢:このままやればそうなる。もしやったら大変なことになる。2012年は絶対に深刻な不景気です。

――世界経済は非常に厳しくなる。

小沢:一般論で考えて、豊かな生活を体験した欧州の国民がレベルダウンするというのは、経済が破綻するまで無理です。ということは、財政再建はできない。

日本だって、原発事故で電気を節約するといったって、生活レベルを下げて電気製品を使わなくなるわけじゃないでしょう。今は所得が減っているから買い物を控えているだけでね。

――不景気の時は減税をしなきゃいけないという考えは今も変わらないか。

小沢:やるとすれば減税ですね。あるいはもっと財政出動をしなきゃいけないかもしれない。すでにいった原発の封じ込めは(前号掲載)、何十兆円かかったってやらなきゃいけない。

――1993年の『日本改造計画』でも、新進党、自由党の選挙公約でも、一貫して所得税・住民税を半減して経済を変えると唱えてきた。

小沢:だから所得税を少しずつ下げてきたけれども、その分住民税をばーんと上げた。だからお年寄りは困っている。政府がそういう姑息なことをやる。それで政治が不信を買うんです。

――今の日本の危機の根元は、政治が国民の信頼を失っていることにある。民主党政権の姿形、とりわけこの2代は非常にみっともないように見える。

小沢:そうだね……いや、あまり肯定するわけにもいかんけれど(笑い)。

――これほど政権公約を変質させたり、反故にしたりすれば、外国であれば政権が一日ももたない。

小沢:日本では市民のパワーが政治の転換に結びつかない。しかし、2年前の総選挙で一歩を踏み出したから、今度は勇気を持ってやると思う。今のままでは民主党は次の総選挙で手痛いしっぺ返しを食らうよ。

※週刊ポスト2012年1月13・20日号



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