金子哲雄 韓流ドラマ人気は「日本人の保守化の表れ」と分析

NEWSポストセブン / 2012年1月12日 16時0分

『ホンマでっかTV!?』(フジテレビ系)でもおなじみの流通ジャーナリストの金子哲雄さんに、昨年の『女性セブン』46冊から世相と経済を読み解いてもらった。特に震災以降、ドラマも食べ物も原点回帰が始まっているという。また、同誌の表紙を多く飾ったのはチャン・グンソクをはじめとする韓流スターだった。この件についても金子氏が解説をする。

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 韓流ドラマも人気コンテンツでしたね。人気の理由は、韓流スターの存在もさることながら、従来型のストーリーにあります。最近の日本のドラマは話が複雑すぎて単純に泣いたり笑ったりできないんですが、韓流ドラマは直球勝負で泣けて笑える。

 震災以降、人々は目新しさを求めず、保守化する傾向が見られます。家族は「絆」を求めているし、ドラマも『水戸黄門』みたいな従来型の話のほうが安心して見られるんです。韓流ドラマ人気は人々の保守化の表れだし、ドラマの原点回帰ともいえる現象だと思います。

 食べ物もそうです。今シーズン売れている鍋は水炊き、寄せ鍋、すき焼きの定番で、変わり種はさっぱりなんです。

 セブンの料理ページでは塩麹など「発酵食品」が目立ちました。サプリメントに頼るより、多少手間はかかっても食品の素材本来の栄養を摂りたい読者が増えている証拠で、食の原点回帰を感じます。放射能に対する不安から、食材を自分の目で確かめ、昔ながらの食品で安心感を得たいというお母さんたちの意識も背景にありますね。今年は酒粕ブームが来るかもしれないと、ぼくは読んでいます。

※女性セブン2012年1月19・26日号



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