『チコちゃん』プロデューサー「気づき」に重点を置いてる

NEWSポストセブン / 2018年12月20日 16時0分

写真

絶好調の雑学クイズ番組『チコちゃんに叱られる!』(NHK)

 おかっぱ頭の幼い女の子が言い放つ一言に、ハッとさせられた日本人のなんと多いことか。NHKで放送中の雑学クイズ番組『チコちゃんに叱られる!』が絶好調だ。チコちゃんという“永遠の5才”の女の子が、「“あす”と“あした”は何が違う?」「ドレミの“ド”って何?」など、あまりにも素朴すぎる疑問を、MCの岡村隆史やゲストに投げかけ、答えられずにいる大人を「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱責する。

 2017年に3回放送された単発番組が好評を得て、2018年4月からレギュラー放送がスタートすると、全テレビ局が目標とする“3世代視聴”を実現し、毎週土曜の再放送は視聴率15%超えを連発。2018年末には、その年を代表するキーワードが選出される『ユーキャン新語・流行語大賞』のトップ10に「ボーっと生きてんじゃねーよ!」がランクイン。チコちゃんが史上最年少受賞を果たした。

 さらに2019年からは漫画連載の開始や書籍発売など、チコちゃんがテレビを飛び出し、メディアの垣根を越えたコラボレーションも目白押し。雑学系のバラエティー番組は数多くあるが、『チコちゃん~』がこれほど老若男女に支持された理由は、「口コミのしやすさにある」とテレビ解説者の木村隆志さんは言う。

「見たことのないCGで作られたチコちゃんのかわいさや、キャッチーな決めぜりふはSNSを中心に口コミされやすい。さらに扱う雑学ネタが、大人にもわからないのに、子供でもついていける内容で、家庭でも学校でも話題にしやすい。民放番組にありがちな家事や健康に直結させた問題ではなく、堅苦しさがないので、飲み屋での話題にもちょうどいいですよね(笑い)」(木村さん)

 番組プロデューサーの水高満さんは、『チコちゃん~』は、答えよりも“気づき”を大切にしているところが、他の雑学系番組との違いだと語る。

「なんとも思ってなかったことを問われて、“そういえば知らない!”とハッとしたり、調べてみたらおもしろい、という“気づき”に重点を置いています。だから答えがわからない問題があってもいいんです」(水高さん)

 そんな水高さんに、「なぜボーっと生きていてはいけないの?」と尋ねてみると、「ぼくはボーっとしていてもいいと思うのですが」と笑いながら答えてくれた。

「ボーっとしないで日常のさまざまなことに“気づき”を発見すると、今までの世界が生まれ変わって見えるはず。番組がそのきっかけとなり、チコちゃんをもっと愛していただけると嬉しいですね」と期待を込める。

 そう遠くないうちに、チコちゃんはボーっと休む暇もないほど日本を代表するキャラクターになりそうだ。

「12月21日放送の年末SPでは、“イブってどういう意味?”という問題が出題。これを見たらクリスマスイブの過ごし方が変わるかもしれません。“歌うときにマイクを持たない手を動かす人がいるけどどうして?”では、検証実験をしてくださった松崎しげるさんが最高です!

 さらに、1月4日放送の新春SPでは、大河ドラマ『いだてん ~東京オリムピック噺~』(2019年1月6日~放送)とチコちゃん流コラボをしています。チコちゃんに攻められて素の魅力が出まくっている綾瀬はるかさんに注目ですよ。番組恒例の『NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場』など、鶴見辰吾さん他、『チコちゃん一座』が総出演です!」(水高さん)

※女性セブン2019年1月3・10日号

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング