侵入犯罪 ピッキングやバールのこじ開けから新たな手口へ

NEWSポストセブン / 2012年1月26日 7時0分

今年から1月26日は、不正侵入の手間が倍になり、確実に防犯レベルをアップさせるという観点から警察庁でも推奨されている、1つのドアに2つの錠前を取り付けることで防犯強度を高めるという「1ドア2ロックの日」に制定された。元警視庁の窃盗事件捜査の刑事でもあった防犯アドバイザーの富田俊彦さんは、「ウチは大丈夫、と油断してなかなか日頃は防犯を意識することも少ないが、犯罪にあう前に我が家でできることをこの機会にぜひ考えてほしい」と話す。

――最近多い空き巣の手口とは?

「ピッキング防止法の制定や地域ぐるみの自主パトロールなどにより、空き巣被害は9年連続で減少しています。しかし、外国人窃盗団によるピッキングや、錠前内部のサムターン(ドアの内側の回転する部品)を回して解錠する、バールで錠前をこじ開けるといった侵入手口に代わって、戸建て住宅ではガラス破り、中高層マンションでは無締りからの侵入が多くなっています。年末年始から春先にかけては、旅行や帰省などで家を空けることが多いので、いつにも増して注意が必要です」(富田さん・以下「 」内同)

――泥棒に入られないための対策は?

「泥棒は防犯の手を緩めると、その弱いところを狙ってきます。泥棒が狙う家のポイントは
【1】安全=侵入を見られない
【2】容易=簡単に家の中に入れる
【3】確実=盗むものがある
の3つ。

夜になっても部屋の電気がつかなかったり洗濯が干しっぱなし、郵便物や新聞がポストに溜まっているという家は、家人の留守の時間が長く、泥棒にとっては安全な家。戸締りがしていない、錠前が簡単に開けられるタイプは侵入が容易な家になるわけです。こうしたことに対策を立てることで、泥棒に敬遠される家にすることができます」

――防犯対策には費用や手間がかかるのでは?

「防犯対策にもさまざまなものがありますが、高価な物がいいというわけではありません。泥棒を悩ませる、入りづらいなと思わせる家にするために我が家はどうすればいいのか、現状を知った上で選択することが大切です。

泥棒は侵入に5分かかると7割、10分以上かかるとほとんどがあきらめると言われています。ピッキング対策だけでなく、最近増えているガラス破りや無締り箇所からの侵入に対して、ドアや窓に補助錠を取り付ける1ドア2ロックが効果的です。

特におすすめなのは、最新の防犯基準をクリアし、5分以上の不正解錠にも耐えるピッキング性能と鍵穴壊し性能を持ち、バール攻撃など5分以上の破壊行為にも耐える『CP認定錠』と呼ばれる錠前を玄関ドアの補助錠として取り付けること。

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