吉田茂懐刀の白洲次郎 戒名不用の遺言で棺の前で酒盛りのみ

NEWSポストセブン / 2012年2月5日 7時0分

みうらじゅん氏は、1958年京都生まれ。イラストレーター、エッセイスト、ミュージシャン、ラジオDJなど幅広いジャンルで活躍。1997年「マイブー ム」で流行語大賞受賞。仏教への造詣が深く、『見仏記』『マイ仏教』などの著書もある同氏が、戒名について考察する。

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死者にとって戒名とは必要なものなのか? 必要ないのか?

必要だと思う人にはいるし、必要ないと思う人にはいらない。それでいいのだと思う。白洲次郎という人がいた。吉田茂の懐刀といわれ、GHQとも渡りあった人物だ。

この人は「葬式無用 戒名不用」という遺言を残した。遺族もその遺言に従い、親戚一同、柩の前で酒盛りをしただけで、葬儀は行なわなかった(翌年ホテルで偲ぶ会)。もちろん戒名もない。

白洲次郎は、自分の意志で“戒名はいらない”と決め、家族は、その遺志に忠実に従った。

※週刊ポスト2012年2月10日号



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