高橋名人 16連射できる?に「52才には無理。13連射ぐらい」

NEWSポストセブン / 2012年2月5日 7時0分

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いまは13連射という高橋名人

かつてのファミコンブームで一躍、“時の人”となった元ハドソン社員の高橋名人こと高橋利幸さん(52)。彼の代名詞といえば、目にもとまらぬ速さでコントローラーのボタンを押す“16連射”だ。いまだから明かせる、その“必殺技”の秘密から、“永遠のライバル”といわれた毛利名人との本当の関係など、当時の裏話を告白――

――当時、表舞台に出ることになったきっかけは?
名人:ぼくがハドソンの宣伝部にいて、1984年に『コロコロコミック』(小学館)さんと仕事をするようになって数か月経ったころ、イベントを銀座の松坂屋さんでやったことですね。当時、ファミコンブームといっても発売してまだ1年、ハドソンからファミコンソフトの『ロードランナー』が出て半年ぐらい。『コロコロコミック』の巻頭や漫画にファミコンが登場し始めたころです。

なので、コロコロコミック編集部は実際にこのファミコンブームがどういうものなのかを見たかったみたいで、イベントでファミコンのステージをやってみないかとハドソンに打診がありまして、上司が軽く「やろう」と。それまで『ロードランナー』は130万本ぐらい売れてましたが、発売直前の『チャンピオンシップロードランナー』は非常に難しいので、子供にウケるか不安だったんですね。そのイベントで子供の反応を見ることができるんじゃないかということになりました。

ステージをやるのはいいけど予算がないから、デモンストレーションをやるしかない。でも、実際にやってみて成功したので、全国展開したら面白いんじゃないかということで『全国キャラバンファミコン大会』を始めたんです。始めてみると「こうしたら点数が上がる、とかデモンストレーションする人がいたほうがいい」と、社内のみんながぼくの顔を見ながらいうわけですよ。自然とぼくがやることになって…。でもインストラクターっていう肩書きはおかしいし、日本だと碁とか将棋の世界で強い人は名人と呼ぶ。そこで、“高橋名人”でいいじゃないか、ってことで生まれたわけです。

――ところで、16“連射”と“連打”のどちらが正式名称ですか?
名人:ま、どっちでもいいですよ(笑い)。ぼくはそんなにこだわらないんですけど、こだわる人がいるんですよね。でもまぁ…連射でしょうね。

――16連射は訓練を積んでできたものですか?
名人:いや、訓練はしてないですね。『第一回全国キャラバン~』をやった後に、コロコロコミックさんの元に「名人はボスキャラを倒すのが早いけど、どれぐらいのスピードで打ってるんですか?」という投稿があって、調べた結果、「1秒で16ぐらい打ってるから“16連射”にしよう」と。全国キャラバンは40日間で32会場周っていますので、1日2回で計60回ぐらいゲーム大会をやるんです。子供の前で失敗しちゃいけないってことで真剣にやると早くなるわけで、それが実地練習になったんでしょうね。

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